わかりました あきらめましょう。

Everyone's a winner and nothing left to lose

Book

或土曜日

髪を切り、マッサージを受け、本を買い、銭湯で身体をあたためた。標高280mの郊外団地から、市街地に降りていくいつもの土曜日だ。もう暑くなく、三ノ宮・元町周辺を徘徊するにはちょうどよい。 買った本 たくさん出版される内田本の一冊。年にひとつは「真…

バカの壁 2015

超ベストセラー「バカの壁」を今更読んだ。予想外に内容が濃かった。こんな本が馬鹿売れするって日本社会も捨てたものではない。「情報不変」「肉体流動」の説明が特に面白かった。この二つの認識の倒錯が社会病理のすべてに伏流しているという説。意識は肉…

荻原魚雷さんの新刊

書生の処世作者: 荻原魚雷出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2015/06/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る久々の新刊。僕はとにかく萩原魚雷の文体が好きだ。謙虚で目線がひくく、それでいて文筆家としての矜持があるところが肌…

やる気の出し方

久しぶりに自己啓発本を読んだ。愛読ブログで推奨していたからだ。「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!作者: 苫米地英人出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2012/06/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 51回この商品を含むブロ…

読書傾向

読書傾向が大きく変わった。牧歌的なマンガと緩い随筆中心から、古典と犯罪ノンフィクション、それと民俗学的な本も面白くなってきた。幻の漂泊民・サンカ (文春文庫)作者: 沖浦和光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/11メディア: 文庫購入: 7人 クリッ…

1950年代の精神医療

精神病棟の二十年―付・分裂病の治癒史 (新潮文庫)作者: 松本昭夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (17件) を見る1950年代までは統合失調症の治療法は実質的に皆無であった。患者は、閉鎖病…

雑記

気温下降 例年気温が上がると体調とメンタルが両方悪くなる。肉体が冬に適応しているときに汗ばむ陽気になると必要以上にじっとりと汗がでて暑く感じる。さらに湿度が上がると不快指数が振り切れてしまう。今朝、気温が3月上旬並みに下がり調子が良い。久し…

座右の作家・邂逅

村上春樹の期間限定WEBに寄せられたメールの中に、ひたすらトルストイを読み、音楽はクラシックだけという老人の話があった。投稿者は趣味の著しい偏りにひとこといいたいようだった。ムラカミさんは、老人の趣味を無理に広げなくても・・・ そんなニュアン…

dマガジンに適した雑誌

最新の雑誌を読み放題というは楽しい。ネットに書き散らかされたテキストと比較すると、印刷するために推敲を重ねたテキストの濃厚さは驚くほどだ。テキストを楽しむのであれば、ネットに溢れかえるジャンクテキストより、雑誌をじっくり読む方が知性の活性…

dマガジンの衝撃

dマガジン | 多彩なジャンルの人気記事がいつでもどこでも読み放題! dマガジン | 多彩なジャンルの人気記事がいつでもどこでも読み放題!docomo提供のサービスって情弱御用達じゃないの?と大きな勘違いをしていました。このdマガジンはタブレット端末やiPh…

読書量を減らさずに書籍代を激減させる方法

週末には本屋に行く。LTEに繋がったNexus7を携えて。欲しい本を見つけると、Nexusの音声検索をonにして書名をボソッと呟く。少し昔と違って囁くような声でもほぼ誤認識しない、このあたりの技術の進歩は凄まじい。アマゾンの書評を開く、新刊でなければ星の…

川柳くんに憧れる

いま絶賛愛読中の「おじょじょじょ」です。この川柳くんがカッコいい。超然としていて人からどう思われようと我関せず。それでいてアスペルガー的ではなく他者の細かい心情もちゃんと理解できる。中性的だけど草食系的な脆さはない。ヒロインの春が変わり者…

ジョン・ウィリアムズ著 ストーナー

ストーナー作者: ジョン・ウィリアムズ,東江一紀出版社/メーカー: 作品社発売日: 2014/09/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る萩原魚雷さんが大絶賛していたので買った。翻訳がこなれていて読みやすい。2日ぐらいで読めるかな・・・

森博嗣との邂逅

森博嗣のエッセーが素晴らしいと愛読ブログにあった。さっそくマーケットプレイスにて購入した。フィクション作家には興味がないので名前を知っているが読んだことのない作家だった。この本は100の視点から著者の人生哲学がエッセー形式で記載されている。素…

木曜日のフルット

石黒正数作「木曜日のフルット」というマンガを最近愛読している。この無職女性、鯨井さんのキャラにとても親しみを感じる。半ノラ猫のフルットとの絡みも微笑ましい。鯨井さんもフルットも社会常識の埒外でのほほんと生きている。この脱力具合にシンクロし…

或日曜日

最近は休日を有意義に過ごさねば・・という強迫観念も薄れた。無為にだらだらと時間を浪費することこそ至上の喜びだと自分に暗示をかけることに成功しつつある。無為が幸せなら大抵の人生は成功だw昨日古本屋で荒買いした本を眺めつつ、旧い愛蔵漫画を読み…

アラン幸福論

世界3大幸福論のひとつ幸福論という書名がついているけれど 実際は「不幸の発生メカニズムを理解し自我を客観的に制御しよう」 そういう醒めた内容で、それだけに説得力がある。ポジティヴシンキング教に染まった自己啓発本を買うぐらいなら 古典として歴史…

高野秀行

久しぶりに肌に合うノンフィクション作家に出会えた。 Amazonのマーケットプレイスで大量に購入して読破中。主観と客観のバランスが良く 適度にユーモアを仕込んだ文体が心地よい。この連休で全部読もう。謎の独立国家ソマリランド(2013/02/19)高野 秀行商品…

高砂コンビニ奮闘記

好きな本のカテゴリーに「物語作家が書くノンフィクション」がある。 大抵は作家デビュー前の記憶をネタに書かれたものが多い。 フィクションで食っていける人が表現する ノンフィクションは滅法面白いことが多い。下記の本もその流れで入手したものだ。 異…

健康とは滑らかな血流のことである。

久々に鬱々と考えすぎモードに入っていた。 あらためて今年の上半期に集中して学んだ東洋哲学について復習して いつか来た隘路に迷い込みそうなところで踏みとどまることができた。「心の悩みの大半は血流の悪さと繋がっている」 という知見を思い出していた…

村上春樹のエッセイ

僕は基本的に小説を読まない人間だ。 そのかわり気に入ったエッセイは繰り返し読む。久しぶりに村上春樹の「村上朝日堂シリーズ」を読んだ。 最初期のエッセイなので1980年代の著作である。村上春樹が人間としてスゴいところは 三十路前半の時期から還暦を超…

遅速英語学習

学生時代から英語の成績がわるく 洋楽を30年以上聴きながら基礎語彙も覚束ない。そんな不甲斐ないまま齢を重ねてきたわけだが やっとよさげな教材に邂逅できた。 某ウェブサイトで知ったのが有名なDUOという 560の例文から1600の単語と1000の熟語が学べると…

真の顧客とは

岩崎夏海さんの新書を読んで参考になったことがあった。 「真の顧客とは?」というシンプルで奥の深い問題だ。大抵の事業者は顧客を見誤っているらしい。 この見立てだとぼくも間違っている。 印刷物を発注する人がお客様に違いないのだが ドラッガー的には…

バーナード嬢曰く

バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)(2013/04/19)施川 ユウキ商品詳細を見る表紙の一コマのとおりの内容。活字は大好きだけれども、文学コンプレックスがあって 名言集が好きなところが、僕に似ています。シニカルさの裏側に穏やかな優しさと 本当の知性が感…

三国志あと5冊

まだ読み終わっていません。関羽・張飛・劉備が死去してからは 孔明の孤軍奮闘となるわけですが、 曹操も既に亡く、役者が減った感じなので・・・このあたりが脚色がかなりあるとはいえ 史実を元に創られた作品の制約なのかもしれません。史実より三国志演義…

これはスゴ本

美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる! (講談社の実用BOOK)(2010/02/26)水島 弘史商品詳細を見るこのブログは書評には使っていないけれど、 一読しただけで実際の料理が美味しくなってしまうという 魔法のような一冊なので特別推奨…

三国志(横山光輝版)

ゴールデンウィークの後半はこの名作を読破することにしました。 1974年初版ですからマンガの古典です。 今なお書店で売られているのですから、 いかに名作かわかろうというものです。文学の名作を読破するほど知力のない私には 漫画の名作を漏らさず読み進…

久々に出会えた感動の書

にわか将棋ブームでノンフィクションをいくつか購入した。 名著の誉れが高い「聖の青春」が抜群に面白かった。聖の青春 (講談社文庫)(2002/05/07)大崎 善生商品詳細を見る幼少期にネフローゼを患いながら名人に後一歩で手が届きそうなところで 29歳にて夭折…

ジャンプの漫画

ONE PIECEやHUNTER×HUNTERのおもしろさがよくわからない。 遡ればドラゴンボールも世間が言うほど楽しくない。別に世間ずれしていることにアイデンティティを委ねるほど青くはない。それに「スラムダンク」と「ヒカルの碁」は嫌になるぐらい繰り返し読んだ。…

なめらかな社会とその敵

なめらかな社会とその敵(2013/01/28)鈴木 健商品詳細を見る超刺激的だが難解な本『なめらかな社会とその敵』が必読である理由買ったけれども読んでいません。「難解な本」という定評なので読む前から諦めている感じです。でも多くの識者が「今後の社会を占う…