天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

Book

The Tatami Galaxy

可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。 我々という存在を規定するのは 我々が持つ可能性ではなく 我々が持つ不可能性である 縁あって再読したが、初読の時より深い感動があった。 出来のよいアニメもあるので、この傑作を味わって欲しい。四畳半神話…

【Book】お金のむこうに人がいる

お金のむこうに人がいる――元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた 予備知識のいらない経済新入門作者:田内 学ダイヤモンド社Amazon某所で「一番簡易で本質を突いているマクロ経済理解のための一冊」とみて信用買い。名著でした。マクロ経済の理解が…

うらおもて人生録

うらおもて人生録(新潮文庫)作者:色川武大新潮社Amazon再読中。太く短く生きた色川武大(阿佐田哲也)の人生についてのエッセー。こういう外部の考えが混じっていない天才肌の人生哲学って大抵面白い。無頼派の作家ってだいたい早逝する。中嶋らもとか西村…

2023買って良かったもの。。

本年はコロナ貧乏の延長線上のマインドに支配されていたので、あまり単価の高いものは買わなかった。壊れた洗濯機は別にするとスマホが一番高かったけれど2月に受けた手術の保険金が差し引きで残った分で買ったので自腹を切った感覚が無い。 Google Pixel 6a…

オウルナイト4巻発売

オウルナイト 4巻 (デジタル版ガンガンコミックス)作者:高津カリノスクウェア・エニックスAmazon年に一度の高津先生からのクリスマスプレゼントです。マンガは9割9分電子書籍で読むけど、こだわって紙の本を買っている。内容はネットの連載を読んでいるの…

DOS/V POWER REPORT休刊 (>_<)

DOS/V POWER REPORT 2023年秋号インプレスAmazon自作PCの友、DOS/V POWER REPORTが次の号で終わりだそうです。Kindle Unlimited で読めるので近年は特に愛読しておりました。コロナで貧乏になるまではこの雑誌で情報を集めて、せっせと自作PCを組み立ててい…

好きな漫画家

anond.hatelabo.jp 偏愛する漫画家 物心ついたときからマンガを読んできた。マンガを楽しむという点に限っていえば日本人に生まれてきて幸せだった。ここに列記するのは繰り返し読んで血肉となっている人たち。特定の作品を偏愛しているパターンの方が多いけ…

反ワクチンと認知バイアイス

離婚確定みたいになった某夫婦。狂気の世界に踏み込んだみたい。明日にもスゴいことが起きると喚いていたのに、最近は毒が蓄積して10年後にほとんどの人が死ぬとか嘯いている。起こるはずだったスゴいことはどうなったんだよw 陰謀論が馬鹿にされているのも…

飛び込み営業時代

12年前にmixiに投稿したテキストの再録です。 この当時は自分の過去に言及しないという自己ルールがなかったなw 広告放浪記作者:浅暮 三文ポプラ社Amazonサラリーマンから作家に転業した人というのは結構な比率で 雇われ時代の回顧禄を出版している。最近こ…

自由意志だけは譲れない

生まれた環境は選べないが、どう生きるかは選べる アンネ・フランクの言葉。どんな出自だろうと意志があるなら、進む先を選ぶことは出来る。ろくな先がないと愚痴っている輩に限って、自らの意志で奈落の底へ進んでいる。アンネの日記 増補新訂版作者:アンネ…

オウルナイト 3巻

オウルナイト 3巻 (デジタル版ガンガンコミックス)作者:高津カリノスクウェア・エニックスAmazon唯一紙の書籍で買い続けているマンガ。とにかく高津カリノ先生の作品が好き。この作品も特有の面白さがフルスロットで楽しい。個性的すぎる男女が4コマのフォー…

浅田次郎のエッセー

イラチなのとフィクションよりノンフィクションが好きなので小説は殆ど読まない。逆に随筆・エッセーは好きでいろいろな作家のそれを楽しんでいる。入院中の母が不在のため、手持ち無沙汰の父がリビングの本棚に詰まっている文庫本の整理をしている。父母は…

印刷テクノロジーの変遷

活字が消えた日: コンピュータと印刷作者:秀彦, Dr. 中西中西印刷株式会社出版部松香堂書店Amazon上記の本を古本屋で購入。予想外に面白くて一気読みしてしまった。現在の流通在庫は著者の会社の出版部が版元だが、入手したのは晶文社発行の1994年の第四版、…

ポートレイト・イン・ジャズ

ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)作者:和田誠,村上春樹新潮社Amazon先日チャットでこの本を話題にして、久しぶり(といっても2年ぶりぐらいだけど)に読み直した。彼の紡ぐ小説はまったく肌に合わないが、エッセーは穴が空くほど繰り返し読むぐらい好…

引きこもりの自縛ジレンマ

人には誰しも「現状を維持しよう」という本能がある。健全な社会生活においては競争があるから「現状を維持するために、努力しよう」という意欲も生まれる。一方、競争から忌避している人は「現状を脅かす外部に敵愾心を抱く」ようになる。前者は健全で人生…

I Am a Rock

Simon & Garfunkel、80年代はビートルズと同等ぐらいの知名度と人気があったと思うのだけれども、最近の三十代以下だと驚くほど知名度がない。数々の名曲、知らないのは本当に勿体ない。この曲、中学生の時はロックンロールのロックだとアホな勘違いをしてい…

雑記

www.newsweekjapan.jpこれ実用化されて、ちゃんと治験が通ったらスゴいことだ。本来は抗がん目的で開発されていたらしい。癌が予防できることになったら、遺伝的に癌になりやすい反ワクチンの人たちが本当に初志貫徹できるか興味深い。バカと無知―人間、この…

将棋ウォーズの勝率を確実に上げる一冊

将棋・詰みの基本手筋 (マイナビ将棋BOOKS)作者:北浜 健介マイナビ出版Amazon図書館で借りた一冊ですが一読して勝率が上がりました。基本的な詰めの手筋を網羅した本です。詰め将棋の数をこなすより、この本を熟読した方が級位者には即効性がありそうです。

名著を再読しよう

仕事絡みのでない気力を無理に絞り出そうとしても、でないものはでないので、せめて有意義に時を過ごそうと名著の再読や積ん読の文学を読むようにしている。20代で無理して読んだときよりも頭にスラスラと内容が流れ込んでくる。読みやすく工夫された新訳も…

ダストボックス2.5 完結(高津カリノ先生)

ダストボックス2.5 (6) (デジタル版ヤングガンガンコミックス)作者:高津カリノスクウェア・エニックスAmazon唯一、紙の本を買い続ける漫画家になった高津カリノ先生の連載の「ダストボックス2.5」が無事に完結しました。既に10年以上楽しんでいるわけで、こ…

コミックアプリ "コミックdays"

comic-days.comコミックdaysは講談社の漫画雑誌を横断的に読めるアプリ。コスパフォーマンスが全方位的によくて、作品の多様性と充実度で他のアプリを圧倒している。まだお金を一円も払っていないのに、相当数の連載中の作品を山のように読めた。作品の多様…

4Kモニタで電子書籍

メインモニタを4Kにしてから半年、思ったほど恩恵がない気がしていた。動画編集時の作業領域が広くなるぐらい。本業では劇的な効率アップとかは残念ながら生じなかった。一番恩恵があるのは、モニタでKindle書籍を読むときだ。FHDだとフォントとかは紙やタブ…

ウィトゲンシュタインが理解できるかも

ウィトゲンシュタインがさっぱり理解できなかった。「論理哲学論考」は薄い本だが最初の数頁で挫折した。入門書的な新書を読んですら他の哲学書で得られるような「目から鱗が落ちる」感じが皆無だった。要するにまったく全然理解できなかったということだ。…

馬鹿と気狂いは気分でしか世界を観ない

気分を自我の本質だと考えたらダメだ。気分が自我なら俺は生きていけない。気分は神経反応に過ぎない。気分を言語化したら自己嫌悪と怒りと絶望が自我そのものになってしまう。気分は体調の延長に過ぎず、それを過大視しても疲れるだけだ。自我=気分の等式…

人生を間違える処方箋

悩みが解決しないのは 悩みの正体・本質を捉え間違っている 実は悩みの解決を望んでいない 長年同じことで苦悩しているのは、この二つが理由だという。なにが悩み≒課題なのかを間違って把握したら当然解は導けない。最初に「これは答えのない問題だ」と認識…

読書

心身のバランスがよくなく、ゲームのやり過ぎで目が疲れている。モニタを凝視する時間を減らして紙の活字を読んでいる。少し読書モードに入ったようで読めないときはとことん読めない積ん読本が消化されていく。フィクションは相変わらず苦手でノンフィクシ…

中年の本棚

中年の本棚作者:荻原魚雷発売日: 2020/07/31メディア: 単行本(ソフトカバー)ファンである荻原魚雷さんの新刊。中年の蔵書に関する本ではない、中年について言及した様々な本を切り口に、荻原さんが40~50代の生き方について、チクチクと考察している本だ。…

謎のアジア納豆

謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉 (新潮文庫)作者:高野 秀行発売日: 2020/05/28メディア: 文庫3年に一度ぐらいのサイクルで高野秀行の作品に嵌まっている気がする。エンタテイメントとして一流だし、学術探究書としても優れている。文章の巧みさ…

かくしごと

アニメの最終話を観た。全12話、瑕疵のない長らく視聴されるコンテンツになる名作だった。作画・構成・キャストすべてがハイレベル。ギャグとシリアスをここまで上手くミックスさせた作品というのは希有だ。久米田康治作品は黎明期のネットで「かってに改造…

連休中日

ずっと週末にイベントがあったのに、この三連休は予定なし。昨日は振り込まれた所得で若干の買い物をした。短い期間に二度も外泊したので、吝嗇に努めなければならない。昨日今日の競馬の重賞、京都牝馬ステークスが当たったので総額1,000円だけで二日間楽し…