【名盤】牧野由依「天球の音楽」

天球の音楽

天球の音楽

邦楽の女性ボーカルアルバムで最も愛好する一枚だ。名プロデューサー牧野信博の令嬢として早くから芸能界で活動してきた牧野由依が、声優デビュー後に発表した1stアルバムだ。現在は声優としての知名度が最も高いが、まず世に知られたのは子役・ピアニストとしてだった。

粗製乱造の傾向が強い声優のアルバムとは違い、父が父だけに関係者もいい加減な仕事はできないと考えたのだろう。打ち込みが多い声優のアルバムとは異なり、生楽器やオーケストラを多用した贅沢な一枚となっている。

名盤である理由

声質

まず牧野由依自身の資質としての「甘く柔らかで聖母性を感じさせる声質」という特徴が際立っている。個人的に彼女の魅力の8割が魅力的な歌声に由来する。子役・ピアニストとして出発しながら、声優を活動のメインに選んだのは彼女の美質の多くがその声に寄るところが大きいからだろう。

菅野よう子・梶浦由記・かの香織といったビッグネームの参加

このようなビッグネームが名前を連ねるのは父の威光ゆえだろう。それぞれ気合いの入った楽曲を提供している。特に、かの香織が提供した「アムリタ」は普遍的な名曲として現在でもラジオのアニソン特集等における定番の一曲となっている。

オムナマグニ(菅野よう子)

アムリタ(かの香織)

ARIAというアニメ作品のメインボーカリストを担当

このアニメは尋常でない熱量でサウンドトラックがつくられている。曲はいずれも美しい世界観に彩られた優しい曲ばかりで、牧野由依の声質にこれ以上ないほどマッチしている。奇跡の邂逅といっても過言ではない。下記以外のウィンディーネ・ユーフォリア・雨降花も素晴らしい。

シンフォニー

アムリタに匹敵する名曲「もどかしい世界の上で」収録

大ヒットアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の後継番組として放映された『N・H・Kにようこそ!』のヒロインを牧野が担当、声優としても嵌まり役であり、2クール目のエンディングテーマの「もどかしい世界の上で」が素晴らしい曲だった。私がこのアルバムを入手する切っ掛けになった忘れられない曲である。

もどかしい世界の上で


奇跡の一枚だった。

全曲名曲というわけではないが、大半の曲が素晴らしく、長らく語り継がれるであろう曲も複数収録されている。様々な条件が重なって一人の声優のアルバムとしてのカテゴリを大きく超越したゆえの名盤となった。

その後の牧野由依

残念ながら奇跡は奇跡であり、気の抜けたサイダーのような2ndアルバムで多くの人を失望させた後、起死回生の3rdアルバムで若干の名誉を回復するが、それでも1stの出来には遠く及ばずミュージシャンとしての勢いは潰えてしまった。その後、アイドルマスターの某役で声優としての人気を回復させるが、それ以降のことには興味はない。現在32才だが、減ったとはいうものの、コンスタントに声優としての仕事はあるようだ。個人的には「天球の音楽」における牧野由依が彼女のすべてである。

六月雑記録

枕を買い換える

5年前後使用した「そば殻まくら」が破けて殻が吹き出した。補修して使っていたが昨晩さらに派手に破けた。仕方がないので買い換えた。そば殻まくらは安い。それなりの出費を覚悟していたので拍子抜けだ。

地震

今朝地震があった。目が覚めてボンヤリとしている時間帯だったから怖かった。忘れているようで大きめの地震の時は阪神大震災の揺れを思いだしてしまう。通勤のない私には関係がないが関西の交通機関が乱れまくった。ガスが2時間ほど停止した以外は当方に実害はなかった。

スニーカーを買う

ずっとフィットネスは間に合わせの一足1,500円のボロ靴でやり過ごしてきた。さすがにちゃんとした靴が欲しくなったので三宮で買った。ナイキの6,800円の黒い一足だ。せめてこの靴を履きつぶすぐらいまでは続けたいものだ。

自作PCファイナル

稼働しても不安定だった。ブルースクリーンが頻発するので英語のエラーメッセージを検索エンジンで執拗に調べた。「メモリの相性が悪い」という結論に達して、「Ryzenと相性のよいメモリ」というキーワードで見つけたメモリに差し替えたら、極めて堅牢なシステムに生まれ変わった。よく聞く「メモリの相性」って都市伝説ではなかったのだ実感した。インテルのCPUよりは相性問題が出やすいのかもしれない。

近所

即応主義

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常に意識している顧客サービススキルに「即応」がある。

見積依頼がきたら最速で5分以内に見積書を作成して直ぐに返送する。即応すると8割の確率で顧客に驚いてもらえる。(後の2割は残念ながら「即応するとは仕事がないのだな・・」と逆効果。)返信メールに早々のご対応ありがとうございます。と記載してあったら高い確率で受注に結びつく。10年の経験則でこれは鉄板だ。8割の人はレスポンスの瞬発力に少なからず感激してくれる。

これは14年ぐらい前に初めてネット印刷を利用したときの体験に遡る。その時の私は「印刷屋の見積は依頼したら翌日に営業マンがもってくる」ことを常識としていた。しかしその会社は依頼して3分ぐらいでPDFファイルの見積書を宛名を記載した上で返送してきた。このとき自分が意外なぐらい感激した。この体験から「自分がそうなら印刷を発注したい他者もそうなのだろう」と考えて、即応を旨としてきた。

見積の発行だけではなく「サンプルの送付依頼」「各種書類の発行と郵送」も即応するようにしている。郵送物だと「依頼した翌日に届く」ことの効果は予想以上に大きい。弊社は客筋がいいので「早々の送付ありがとうございます。」というお礼のメールをいただくことが多い。こんな感じでビジネスにおいて即応はメリットが甚大だ。

完璧な成果物を翌日渡すより7割の成果物を当日渡した方がよい

これはあるビジネス書に書いてあった。完璧主義の人は提出物の完成度にこだわる。しかしやり手の社会人は当日に7割の成果物を渡して、まず早さで喜んでもらう。もし3割の未完成を咎められたら、翌日に10割プラスアルファの成果物を相手の意見を取り入れた上で渡せば、遅くて相手が望まないものを渡すリスクを完全に封じることが可能だ。

日本社会も成熟してきて、以前ほどビジネスの場において怒号が飛び交うことは全体としては減ってきている。しかし、人間は基本的に同じに出来ているので「後回しにされた」と感じさせることはリスクが大きい。実際は最優先で処理できなくても「最優先感」を演出することは可能だ。このあたりの小さな積み重ねが結果的に営業力の大きな差異となるのだ。