Blake Mirrors

f:id:lexapro:20180810153011j:plain
SpotifyをBGMにしていたらBlake Mirrorsというミュージシャンのトラックが妙に耳に残るので、アルバムをダウンロードして繰り返し聴いている。よくありそうなタイプと思いきや、ときどきメロディに変化球を混ぜてくるところに才気を感じる。

youtu.be

Break Mirrors

Break Mirrors

このアルバムはひっそりと出されたにもかかわらず口コミで2010年を代表するアルバムの一枚にまで評価を高めたらしい。そういうミュージシャンのシンデレラストーリーっていいなぁ。

内なる声の大半は呪いである

日々ブログを更新する習慣を止めて一月ほど経過した。意欲が萎えたわけではない。脳内に生成した「言葉」をブログという場所にアウトプットする意味と意義に疑問をもつようになったことが理由だ。

終日一人で働いている私にとって脳内に生成される言葉はワンパターンだ。そして「脳内思考の定型化は不幸の主因ではないか」という確信が馬齢を積み重ねるに従って強くなってきた。そうであるならば定型化を強化・固定化するブログの執筆に肯定的な意味を見出せなくなる。

アイデンティティの多くを脳内で生成された「言葉」に寄りかかっている人間は爽やかではない。過去のトラウマや未来への不満を日々テキスト化し続けると人生は間違いなく劣化する。マインドフルネス的価値観では、いま現在に無い心は不安と自己憐憫しか生み出さないとされる。それは正しい。

さらによくないのは「怒り」をテキスト化する愚行だ。もやっとした不快感でも文章化すると、それは信念に変わる。信念を否定されると人はさらに怒る。このスパイラルに陥っている人はネット上には掃いて捨てるほどいる。私も例外では無い。

ネットで怒っている人というのは「他者の不快なテキスト」に対して怒っている。不愉快なツイートや、不愉快な事件に対して怒っている書き殴りを集めた”まとめサイト”も燃料源になる。テキストなんで記号の羅列に過ぎない。記号に感情を必要以上に乱されることに無自覚にはなりたくない。

上記のようなことを「考えている」ので、テキスト生成意欲が萎えた。もちろんポジティブな言葉の使い方だって、たくさんあるはずだ。しかしそれについてあまりにも考えが無かったので、結果黙らざるを得ない状態に陥っている。

書く行為だけでなく「脳内書記=思考」も、その害悪について哲学が必要だ。そんなことを考えているのでネットに書き散らすテキストは減り、空いた時間にジムに通い、掃除洗濯ごはん炊きを丁寧に時間をかけてやるようになった。さらに絵を描いたり、楽器の演奏を趣味にしたい。そしてなにより、ルーチンワークに陥った生業を見直して、顧客に新しい利便性を提供したい。そう考えると、呪いに陥りやすい内なる言葉に拘泥する必要は全くないと、あらためて気づくのだ。

Higher love スティーヴ・ウィンウッド

youtu.be

ずっとhireだと勘違いして「雇われた愛、仮の愛、愛人との愛」とおもっていた。実際は至高の愛、高貴な愛というわけで、意味が真逆だった。

80年代の洋楽の黄金期に、70年代のスターが乾坤一擲的なアルバムで大ヒットを掴み、もう一稼ぎするという事例が頻発した。スティーヴ・ウィンウッドも、この曲を大ヒットさせて面目躍如だった一人。

この曲・アルバムの誕生にはジョージ・ハリスンが関係している。78年に出したジョージハリスンの代表作の一つの「慈愛の輝き」という名盤のプロデューサーが、ワーナーパイオニア専属の仕事人ラス・タイトルマンだった。その清潔感溢れる堅実なプロデュース力にキーボードプレイヤーとして参加したスティーヴは感心して、自分のアルバムを委ね、この大ヒットが世に放たれた。

この曲に花を添えているのが 、名ボーカリスト、チャカ・カーンだ。スティーヴのハイトーンボイスをさらに高音域で彩った素晴らしいパフォーマンスだ。

Back in the High Life

Back in the High Life

カメラを止めるな!

f:id:lexapro:20180728215522p:plain

400万円未満の予算ながら大ヒットしている映画を京都まで足を伸ばしてみてきました。凄まじい評判だったので構えて観たにもかかわらず、それを上回る面白さでした。一切の予備知識無しで観た方が面白いのでネタバレはできません。

この手の「出来がよいから急遽上演館を全国拡大」というタイプの映画が神戸で上映されることが極端に少ない。大抵は大阪や京都に観に行くことになる。神戸だって日本を代表する都市の一つなのに、なぜいつも後回しにされるのだろうか・・・

f:id:lexapro:20180730112531j:plain
異例の拡大公開で過熱する『カメラを止めるな!』現象。なぜ観客を増やし続けるのか(斉藤博昭) - 個人 - Yahoo!ニュース