12年前にmixiに投稿したテキストの再録です。
この当時は自分の過去に言及しないという自己ルールがなかったなw
雇われ時代の回顧禄を出版している。
最近この手の本に興味があって古書店に行くたびに探してる
上記の本はハードカバーだが105円である。
関西のマンモス私大卒で社会人になって飛び込み営業で
神経をすり減らすという体験談で自分と重なるところが多く面白かった。
今思えば印刷会社の営業としては最高の肩書き(DNPの名刺)があったのだから、もうちょと気合いがあれば普通に数字をあげることができたと思うのだが、当時の僕はサボれる限りサボった。
とはいえ営業日誌は埋めないといけないし、ウソは性格的につけなかったので
訪問先を毎日三社ぐらいは見つけないといけなかった。
僕のやり方は日経新聞の神戸地方欄の小さな記事だった。
どこそこの企業が神戸に新事務所を設置したとかそういう記事だ。
「新聞を読んで着ました」というとたいていの担当者は喜ぶ。
自社が新聞に載ったことを読んだ営業マンが足を運んでくれることは
自尊心と愛社心が満たされるみたいだった。
その手法でいくつか新規の大きいところをとれて面目が保てた。
当時は開拓した得意先はメダルのように誇らしかったのだが
今となっては社名すら思い出せない、時間の流れは恐ろしい