【本】反応しない練習

年々冷気に耐性がなくなる。室温18度でも空気が冷たい。昨年の今頃は精力的にジムに通っていた。再開する気力はない。

懸案のサイトのリニューアルは委託先が多忙なので、準備作業にも集中できない。来る仕事に関してはちゃんとより細心の注意を払って処理している。業務ブログの更新を増やした恩恵か、サイトのＳＥＯはかなり改善した。

当月は久しぶりに前年同月比でプラスになりそうだ。今日は違うけれども、午前中のコアタイムはほぼ途切れることなく集中して仕事をしている。なんだかんだいって、仕事は私の一番得意なことであり、それに注力しているときが一番楽しい。仕事というのはつまるところコミュニケーションであり、働いているときは己が社会の一員だと実感できる。半世紀生きると、この実感がとても大切なのだ。

SOHOに移行して11年、今の住居に転居してもうすぐ満10年だ。今の生業を始めてから、特に貧困に喘ぐことなくやってこれたのは我ながら大したものだと思う。10年間失速しなかったのは努力の賜物ともいえるし、右肩上がりで年商が増えていないのは努力不足ともいえる。

メンタルヘルスに関してはレクサプロを服用するようになってから、希死念慮で嗚咽みたいな底には堕ちなくなった。そして、不快な思念が生じても「この不快の9割は老いから生じるもので、相手にしても意味がない」と負の感覚をスルーするすることを習慣づけたら、かなり楽になった。下記の本の影響が大きい。4年ぐらい前にkindleで購入した一冊なのだが、繰り返し読みたくなる吸引力がある。じっさい地道に部数を増やして増刷の際にあらためて出版社がキャンペーンをしたぐらいなので、名著なのだろう。世の中にはたくさんの本があるけれども、人生に影響を与える書籍というのは希だ。というわけで人生を楽にしたい万人にお薦めの一冊です。