桑田乃梨子 乾坤一擲の大傑作

スキップ倶楽部(1) (ウィングス・コミックス)

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長らく愛好してきた桑田乃梨子先生が
久しぶりに傑作を世に問えたのでAmazonでレビュー書いた。

以下転載

前世紀から桑田乃梨子の作品を楽しんできましたが、近年の作品はあまりにも作品全体が形骸化し『レトリックに頼りすぎるが故に、物語が着地しない』傾向が更に顕著になり衰えが隠せなく寂しかったです。


ところがこの作品は桑田乃梨子の美質を最大限生かしながら欠点を感じるところがなく、それどころか各キャラクターの掘り下げが過去に例がないぐらい深く感じました。


そしてらしからぬといっては失礼ですが、見事な物語の収束が、この作品を傑作である証となっています。1巻の巻末漫画で愛猫の死について言及があったので、一匹のネコを話の中心に据えたこの作品は、桑田乃梨子先生の愛猫への鎮魂歌的な意味があったのでしょう。

蛇足

このブログのタイトルのネタ元は桑田乃梨子先生の傑作「真夜中猫王子」から拝借しました。
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