某書に人が不幸になる思考パターンが書いてあった。
- 個人化:なんでも自分のせいだと考える思考
- 外部化:なんでも他人や環境のせいだと考える思考
- 読心:他人が思っていそうなことを勝手に推測する
- ラベリング:他人や自分にレッテルを貼る思考
- 白黒思考:なにごとも良いか悪いか決めないと気が済まない
そしてこれを治すことは極めて困難らしい。長年の習慣で身についた「脳の癖」を矯正することは絶望的に難しい。これらの相反する思考がすべて共存していて、そのフリクションを解消するために、攻撃的になったり、自虐的になったりして、結果としてストレスが澱のように溜まっていく。
やたら他責な人が深層心理では酷い自虐だったり人の心は複雑だ。これらの思考は極度にパターン化して、その言葉自体が人格を固定させてしまう。心理学的に明らかにされた愚かな思考パターンに人格を支配されないように、固着化した思考パターンから離れる冷徹な理性こそが、闇の世界から抜け出すための世界への扉となりそうだ。