母は基本的に温和だが、ヒステリーのきらいがあり沸点が低い。
私もその性格が遺伝している。小学生低学年ぐらいまでは激昂して喧嘩ばかりしていた。思春期以降はネガティブな性格の方が勝ったので表層的にはキレなくなった。その分、心中では激昂していたかもしれないが、心の内面は他者と比較できないので、本当のところはよく分からない。
今の齢で激昂を口に出したり、ましてや行動や表情にだすことは原則ない。ただ些末なことで自尊心が傷つき、そのことは努力しても忘れず脳裏に染みついてしまう。
そういう性格なので、第一印象が悪い人にはあとからどれだけ友好的に節してもらえても警戒心が拭えない。特に中年も後期になると初対面で侮られる(と感じてしまう)ことが増えて、いちど警戒すると心にそれがこびり付いてしまう。
侮られたときは嫌われるリスクを負ってでもキレた方が良いときもある。ぼかして書くが先日、こちらの状況を全く考慮しないで、専門知識だけで意見を押し通そうとした輩にはかなりキツい言葉で反論した。客観的になって概観しても先方が非礼なのは明らかではあるが、それでも強い自己嫌悪を感じて未だに気が晴れない。
実際はキレやすい小心者に過ぎないのに、どこか自分は人格者の端くれであるというつまらない高めの自己評価が伏流していて、齟齬に耐えられないのだろう。
もっともっと自分はつまらない人間だと自覚することが必要だと、そんなことを考えている。
