天空団地_404

It all returns to nothing.

ニッチな分野の専門家

職業に従事する効能に「ニッチな分野の専門家になれる」というのがある。というか、ほとんどの社会人は「専門分野については詳しい」という特性によって飯を喰っている。IQ200の天才でも、知らない分野ではそれを職業としている専門家には敵わない。当たり前といえば当たり前だけれども、専門性というのは、個人のアイデンティティのよりどころとなる。一人の天才が、凡庸な組織に負けるのも専門化した個人集団には総合力では負けるからだ。

ところが日本の組織は構成員のスペシャリスト化を拒むという変な体質がある。特に大企業はスペシャリストを育てずゼネラリストを育てたがる。そしてゼネラリストを期待されて入社した人間の方が給与が高い。このことについての弊害については多くの人たちが警鐘を鳴らしている。官僚なんかスペシャリストの集団の方が機能すると誰もが考えるのに、伝統的にゼネラリストしかいない。そしてゼネラリスト集団である官僚たちが、IQの低い政府に忖度するから、この国の政治が機能不全に陥っている。

ミクロ

俺は理数系は馬鹿レベル、身体能力も酷い、語学の才能も無ければ、芸術の才能も無い。それでもパソコン通信の時代からPCに馴染んできたことと、新卒時から一貫して印刷にかかわる職業に就いていたので、ネットスキルx印刷知識の数値は当然高い。なのでそれを換金して飯を喰っているといえる。 とはいえ、本質的にはPCには強くない、理数系について馬鹿だからプログラム言語等はほぼ分からない。ソフトウェアの習得スキルの劣悪なレベルだ。ただそこは場数と経験値である程度は補える。もっともそのあたりの才能がもう少しあったら、収入はもうちょっと多くなったであろうが、無い物ねだりは意味がない。

他人は関心を持たないだろうし、持っても面白くないだろうという分野に詳しいというのは武器だ。世の大半を占める凡人が生きていけるのも、皆がニッチな分野の専門家であるからだ。凡人をそこに至らしめる強制力は「働かなければ食っていけない」という事実だ。やむを得ず学んだことで生きていける。

凡人なのに働かずに食っていけるがゆえに、ニッチな分野の専門家になれないと人生は辛いしツマラナイだろう。そして結構そういう人が多い。ニート・引きこもりはその監獄から逃げ出すことができない。外に打って出る武器がないからだ。

ゼネラリスト養成大企業から、ドロップアウトした人が専門性皆無のために転職先で辛酸を味わうって、よくある話だ。スキルが「所属していた企業の課長職」みたいな人がリストラに遭うと適職がない。なんとか転職できても、そこで侮られてすぐに辞めてしまう。結果、次がない。そんな人が結構いる。身近にもいる(-_-;

ぜんぜん関係ないドクターフィールグッドの動画(カッコいい)