天空団地_404

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メンヘラとは劣等感を処理するために人生のリソースの大半を注いでいる人

「メンヘラ」はどういう人のことなのかということで、一つは「気分の奴隷」と以前考察した。
lex.hateblo.jp
もう一つあると、某書籍と日頃の考えが繋がったので纏めてみたい。

メンヘラとは劣等感を処理するために人生のリソースの大半を注いでいる人

記憶に残るリアルに知っているメンヘラも、ネットで知っている彼らも同様だ。財務官僚になりたかったのに通産官僚にしかなれなかったというだけで心を病んでしまった東大法学部卒のエピソードも知っている。

無職であること、独り身であること、正社員ではないこと、容姿が劣っていること、コミュ障であること、高卒であること、、列記すればキリが無い。そうである以上は仕方がない、手持ちのリソースで今を最適化する以外に何人たりとも出来ることはないという当たり前に気づけていない。私も気づけなかった。気づく以前に自分のマイナス要素を気にしても無意味だと常識として知っている人もいる。私のように常識だとは思えず、さんざん劣等感に苦しめられた挙げ句、悟るように死屍累々の馬齢を重ねてからたどり着く人もいる。

劣等感を処理するためにメンヘラがやること考えることの8割は「誰かを憎む」だ。苦しみの原因は親だ、ブラック企業だ、虐めた奴らだと、延々と脳内で復讐をしている。それだけで気が済まないと、漠然とした世界の背後にある悪意の存在を信じて、陰謀論に嵌まったりする。

劣等感を処理するために日々の思考や感情の大半を費消している人は、社会的役割を担えない。言動が周囲の人を不快にさせる。このことに気づいていないか、意図的に無視をしている。

私のこと

運動音痴、理数系馬鹿、音楽が大好きなのに音楽的才能皆無。対人摩擦で直ぐにうつ病を発症させる等々、劣等感まみれだった。しかしながら、私の場合は脳病としてのうつ病が苦しすぎて、劣等感との対峙には単にエネルギーのリソースをあまり回せなかっただけマシだった。趣味の分野で地頭が悪くても深くのめり込む性格で、趣味仲間の中ではある程度認められていたから、劣等感爆発タイプのメンヘラにはならなかったのは不幸中の幸いか。

いいたいこと

劣等感を処理するために誰かを怨嗟の対象として怒りを滾らせているメンヘラには近づくな。これに尽きる。