気鬱の起因にも色々ある。一番御しがたいのが「相手がどういう態度で関わってくるか予測できない」ときだ。そういうときに、心を落ち着かせることは、とても難しい。他者が考えていることや、どういう行動をとってくるかは原理的に分からない。わからなくても、乗り越えなくては進めない。
少し以前までの私なら、脳内でいろいろシミュレーションして、言葉で理屈による対抗策を考えていた。
しかしだ、これは悪手。気づくのに時間がかかりすぎたが、心の読めない他者に言葉で対抗しようと策を練っても結果は最悪になりやすい。だれだって他者の理屈にねじ伏せられたくはない。巷では「論破!」とか流行っているようだが、あれって社会適性のなさを披露しているようなものなので、慎んだ方がよい。
一番悪い結末を想像しておく
これは昔からよくいわれるライフハックだ。一番悪い結末を想定しておいて腹をくくっておけば、大抵はそうはならないので、結果的に一山越えたときの安堵感が違うのと、芳しい結末にならなくても、「想定した最悪よりはマシだ」と自分を慰めることができる。
裏側
他者から「どういう反応をされるかわからない」と畏怖されている人間にはなりたくない。逆にそれを上手く使う人も否定はしない。社会は本質的にそんなに爽やかではないから、仕方がない(>_<)
