天空団地_404

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SONY ZV-E10 (初代) のメリット・デメリット

新発売の二代目ZV-E10Ⅱが価格倍増のため半額で入手できる初代SONY ZV-E10を妥協購入しました。初の本格動画撮影をしたのでファーストインプレッションです。以下に書いたデメリットの多くはⅡで改善されている点をSONYの名誉のために申し添えておきます(価格は倍増ですが🤣)

ちなみにZV-E10は基本性能の良さから大ヒットロングセラーとなったα6400をベースにファインダーを省いて、動画撮影に特化させた一台というのが基本プロフィールです。

SONY ZV-E10

メリット

最初に欠点をあげつらうのも品がないのでメリットを先に挙げます。

  • 軽い

これまで4年近く使ってきたGH5の三分の一の重量です。キットレンズも軽く、今まで撮影器具を鞄に入れるとズッシリとした重さを感じましたが、それがなくなりました。軽さは正義です。

  • オートフォーカスが超優秀

一切、フォーカスを迷うことがないです。GH5は時々フォーカスが迷子になっていたので、これは素晴らしいです。暗所でもちゃんと顔(瞳認識)にピントが合うところはさすがセンサーのSONYです。

  • 内蔵マイクが優秀

下記の動画の3曲目はH1-Essentialではなく、内蔵マイクで収録したものをハードリミッターのみで補正せずにアップロードしたものです。驚くことに補正の必要がないほど音のバランスが優れています。Youtuber向けに特化して作られたので、人の声をハッキリクッキリ録音することに注力されているので、バンドサウンド、特にビートルズのようなボーカルのクリアさが特に重要な音楽ではその特性が良く発揮されているようです。

デメリット

  • 4K 30fpsで撮影するとクロップ(拡大処理されてしまう)

これは本当にやりにくいです。キットレンズの最大広角は16㎜(35㎜換算23㎜)で十分に広いはずが、4K 30fpsで撮影すると手ぶれ補正関係なく。40%もクロップされてしまいます。35㎜換算で32㎜となってしまい、人間の一般的な視野角は28㎜前後なので、感覚的に画角が非常に狭いです。ズームレンズなのに物理的にカメラを後ろに移動させないといけないのは辛い。

  • 4K撮影だと25分以上の連続撮影が熱で止まってしまう。

クロップ問題以上に困ります。概ね30分以上のステージをノーカットで撮影して編集するのがやり方なのですが、今までと同じ条件で使うと強制終了してしまい、しかも一度止まると温度が下がるまで撮影不可という非常に困る仕様になっています。

  • キットレンズの解像感がイマイチ

屋外だと問題ないのですが、少し暗所気味になると自動的にISO感度がかなり上がってしまい、通しでf2.8のレンズを装着しているGH5には及びません。まぁキットレンズで画質抜群だとSONYも商売にならないので、これはある意味必然でしょうか。

未確認情報ですがデメリットを回避できるかもしれない方法

これを書き終わったら試してみるつもりですが、4Kでも24fpsモードにすれば、画角は広いままで熱暴走に達するリスクがかなり減るみたいです。これが本当なら嬉しい。バンド撮影で24fpsは正直フレームレートが足りない気がします。ギターのストロークとか早いですし、映画と一緒ということで好んで24fpsを使う人もいるようですが、個人的にはリアルさが減じるので、仮に欠点回避が成功できても、微妙なところです。

追記

24fpsでクロップされないことを確認しました。あとはカメラの負担が減ることで撮影時間のリミットが伸びるかどうかですね。。

追記2

以下の動画がとても参考になりました。SONYのカメラは利用者が多いので情報が得やすいのがメリットですね。いろいろ工夫したら熱停止は防げそうだという認識に変わりました(^^)
ZV-E10 長時間撮影のコツ・熱耐性徹底検証! - YouTube

まとめ

軽さ以外には明確にGH5より感動できるような点がないです。音はH1-Essentialで録るし。どんなシリーズも初代機は欠点が残ってしまいますね。ということで、GH5の売却は先送りで、このカメラのレンズ等を買い足していく気にも今のところはなれないので、サブ機扱いになるでしょうか。正直なところ、このカメラを購入したことを、ちょっと(かなり)後悔しています(>_<)

昨日の動画
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