持病の背中の痛みがひどく文章を綴る気が生じません。
そういう状態ですが久しぶりに内田先生のトークショーに心斎橋まで行ってきました。小田嶋隆さんとの対談です。話す内容をたくさん用意してきた小田嶋さんと手ぶらできた内田先生という感じでしたので小田嶋トークが7割ぐらいでした。小田嶋さんもメディア露出が増えているので前回は感じられなかった有名人オーラが少し出ていたのが印象的でした。
話の締めで内田先生が「社会問題の多くは放置しておけば話題が他に移って問題でなくなってしまったり、時の移ろいが構造を変えて問題が消えたりするので、性急に解決策を絞り出そうとする愚を慎むべきだ。」という言葉が妙に説得力がありました。待つことをせずに感情的に構造を弄ろうとするのは大抵拙速なのだ、ということです。
「解決策が見つからないのなら状況が変わるまで待つ」こういう考え方は確かに大切です。
地雷を踏む勇気 〜人生のとるにたらない警句 (生きる技術!叢書) (2011/11/01) 小田嶋 隆 商品詳細を見る |