反日に対する反韓ムードが国内に瀰漫しています。韓国政府のプロパガンダと反日マスコミの報道内容を見れば日本人なら不愉快なって当然です。不愉快気分に乗じて差別行為をやる輩は軽蔑しますが・・
それで主に電子書籍で韓国のことについて何冊か読みました。反韓ムードに乗じて嫌悪感を煽るような本もありましたが、広い視野で書かれた書籍もたくさんあって勉強になりました。国を挙げて倫理にもとることをしていることを擁護する気はサラサラないですが、歴史上および政治上の流れ的に中国とアメリカには文句を言えない体質となり、非常識国家北朝鮮と対峙している緊張感の中で、日本ぐらいしか憤懣をぶつける先がないという国情は理解できました。
日本に対しては併合されたという大義があるので、反発されても自国を正当化できる余地があるけれども、歴史的にはずっと中国の属国であったし、アメリカの覇権主義に反発はあっても、難癖をつける理由が見つからない、そういう理由らしいです。更に日本の天皇のような倫理のよりどころもなく、大統領が退任すると逮捕されるのが普通の国では、己の国の倫理性を担保するためには日本の過去を責め立てる以外にやりようがない、そういうことらしいです。
非倫理的な反日行為の理由に倫理を希求する深層心理があるとしたら皮肉だし悲しい矛盾です。そう考えると韓国の反日行為も許せはしないけど気にはならなくなります。反日に対する最良の対抗手段は感情的にならず冷静に対応して、看過できないこと以外は無視するのが肝要かなと思います。
韓国 反日感情の正体 (角川oneテーマ21) (2013/06/10) 黒田 勝弘 |