これができるようになって交渉が上手くなった。
とにかくマウンティングしないと気が済まない相手や
自分の言い分を貫徹しない限り絶対譲歩しない人たち
自分の不快感を費消することによって
実利を取れるシチュエーションがやたらと多いことに
最近やっと気づけた。
長年こういう人たちがストレスの源であり憤怒の対象だった。
でも馬齢を重ねて気づいた。
彼らは「自分が上だと相手に思い知らせたら満足」なだけだ ということを。
心理的に勝てさえしたら、あとは万事杜撰で、損得計算を忘れていたりする。
爽やかじゃないけれど、考えようによったらWin-Winに持ち込める。
自尊心を刺激されたり優越感に浸ることさえ出来たら、その交渉の真の結果について無頓着な人が(驚くことに割と偉い人でさえ)とても多い。
なぜか厄介な相手ほど、実はコントロールしやすく、誘導もしやすい。
自分の感情を何より優先させる人って、自分も含めてだけど
実は世の多数派だ。だからこそ、この考え方は「使える」のだ。