天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

ネガティブ心理・宿命

gigazine.net

橘玲氏の著作にもありましたが、どうやら人を悩ませる精神疾患が淘汰されなかったのは、ちゃんとした理由があるそうです。イケイケドンドンの勇猛果敢な人間よりも、危険から逃げまくる臆病なタイプの方が生き延びやすい。雑にまとめると、こんな理由らしいです。

今感じている「抑うつ」「鬱憤」「怒り」は今自分に至るまで生命の連環が続いてきた証でもあるわけです。そう考えると、気鬱な自分を呪うネガティブな思考も多少は癒やされるかもしれません。

精神疾患が現人類を苦しめる理由は、主として文明社会の急速な進化に遺伝子レベルで適応できていないからというのがトレンドな学説らしいです。一番短く見積もっても、我々人類(ホモサピエンス)には30万年の歴史があるそうです。農耕を始めたのは最大限遡っても6千年前ぐらいらしく、29万4千年もの間に遺伝子に刻印された人の性質は簡単には書き換えることができません。

産業革命以降、そしてネットの爆発的な普及以降の社会に、動物としての人間がすんなりと適応できると考える方が不自然で、不適応をおこす方が自然であり、変に適応できてしまっている方がむしろ「変わり者」なのでしょう。

上記を踏まえたうえで、独りの人類として賢明な振る舞いを考えるならば、「憂鬱で辛い」「腹が立つ」「不安」といったネガティブな感覚や思念を、本能由来の動物的な物理反応に過ぎないと客観視して、脳からのマイナスの指令を真に受けず、理性的に受け流す術を身につけることが重要だと考えます。

長年メンヘラーをやっている俺が嘯いても説得力ないけどね~

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

The Beatles - Australia Concert

1964年のコンサートを収録した動画の中ではベストともいえる。メンバー全員の調子がよく演奏も完璧だ。イギリスやアメリカと比べると(これでも)観客の絶叫はかなりマシで、映像だけでなく音質も良いので、会場の音響も良かったのだろう。あと、イギリスから見るとオーストラリアというのは地の果てでもあり、開放感があったのかもしれない。

今更だけど4人だけでこれだけの演奏ができるというのは、本当にすごい。たくさんのコピーバンドを観てきたから、一層ビートルズの才気が異常に眩しく見える。本物はいい(当たり前だけどねぇ)

あっさり負けよう

勝とうと意気込んでいる相手に、あっさりと負けるのは戦略としてありだ。重武装して向かってきた相手に抗わず、最初から白旗を上げるのだ。相手は気持ちが空回りして感情の持って行き場をなくして困惑顔になる。そこで更に白旗を掲げると経験則で9割9分「いや勝ち負けの問題じゃないし、とりあえずその旗をしまってくれ」という流れになる。

闘志満々の相手を焚きつけたり、論破しようと理論武装している相手に理屈をいうのは愚策だ。用意した武器の使用を封じてしまった方がよい。あっさり負ける、時として積極的に負ける方が短期的には損失を少なく出来るし、長期的には利益にさえなる。

原則論として「勝ち負け」が問題になるようなシチュエーションを至らないようにすることが大切だ。至ってしまったら感情に基づく勝ちを求める相手に勝ちを献上した方が、大負けしないというパラドクスもある。特に相手に敗北感を与えることが目的の場合は、あっさり負けた方が賢明だ。だって相手の敗北感を期待するような輩はろくなもんじゃないから。

言ったこと言われたことを脳内で反芻しないとストレスが早く消える

先週の五日間と今週の月曜日までは修羅場感が酷かったです。望まないフリクションを複数抱えるとマジで疲弊します。

ただ昔の私と比べると心労の回復が極めて早くなりました。昨日・今日は心穏やかに働いています。以前から何度もこのブログで表明している「済んだことに拘泥しない」「負の感情の言語化を止める」という二大方針が絶大な効力を発揮しました。

以前の私は、他者との摩擦において交わされた言葉を執念深く記憶して、言ったことや言われたことをオーバーヒートするほど脳内で繰り返し反芻しては自分を傷つけてきました。繰り返し言語を脳内で生成させると、それが肥大化し現実に生じた事実以上の存在となって、心身をすり減らしてしまうのです。

負のスパイラルを意識的に止めて気づいたことは、「他者との摩擦の経緯をグチグチと思考することを止めたら、数日で交わされた言葉は綺麗サッパリ消え去ってしまう」という事実でした。脳内で反芻思考しなければ負の感情は増えないので、負の思考は育ちようがありません。

そうしてできた心の余裕を前向きなことに割り振ったら、確実に精神的に楽です。ネガティブな感覚や思念を言語化すること、それを繰り返し思考することは百害あって一利なしなのです。

上記を上手く表現した画像をSNSで拾いましたので引用します。
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フォトショップのRAW現像の自動補整が優秀すぎる

デジカメの写真を手っ取り早く見栄えよくするにはRAWモードで撮影して、あとはPhotoshopの自動補整をワンクリックして、あとは二カ所を微調整するだけで驚くほど綺麗に仕上がります。慣れると5秒ぐらいで処理が終わってしまいます。

補正前
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RAWファイルをフォトショップで開くと下記の画面が出ます。
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  1. 自動補整をクリックして
  2. 明瞭度とかすみの除去を右にスライドさせます。

補正後
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コツとしては上記の処理だけで十分綺麗になりますが、プロファイルとホワイトバランスを手動で撮影時の状況にあわせて適切な設定を選ぶと、より美しく仕上がります。明瞭度とかすみの除去はISOの値が低いのであれば、大胆に右にスライドしたほうが効果がクッキリと出ます。

Photoshopは仕事道具ですので長年使っていますが、ここ数年で人工知能搭載の恩恵を強く実感できるようになりました。あらゆる自動補整機能が「使える」レベルに進化したことが印象的です。自動補整機能以外でも、驚くようなことが、たくさんできるようになっているので、ご利用の方は新機能を積極的に使うことをお薦めします。

Adobe Photoshop CC|12か月版|パッケージコード版

Adobe Photoshop CC|12か月版|パッケージコード版

ファクトフルネス

人は決して今思っているほど不幸でもなく
かつて願っていたほど幸福でもない
                 by ラ・ロシュフコー

人は今感じている不幸・不遇感を高く見積もりすぎる。ネガティブな感情を処理するためだけに半生を費やす人も少なくない。幸福を高く見積もるのは、概ね弊害はない。むしろ幸せを噛みしめることで前者の悲劇的な本能を中和できる。

悲観的な感受性の高さは生き残るためには有用だ。得したことより損失に過激に反応するのも脳がそうできているからだ。しかし、ネガティブな感覚や思念に振り回され過ぎて不幸に陥る人が多すぎる。

本能のおもむくままに考え行動すると、芳しくない状況に陥ることを我々は経験則で知っている。しかし、ネガティブな感覚や思念に関しては、なまじ危機感知能力の高さが役に立つことが多いだけに、負の感覚・思念には疑問を感じることなく従ってしまう。この認知の歪みは世界を客観的にみる力を著しく減じる。

我々は常に自己の感受性の偏りを中央値に修正する自己意識を内面化するべきだろう。視線を広げれば、偏向した世界観こそが、紛争の大半の原因であることは間違いないのだから。

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

  • 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
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