あっさり負けよう

勝とうと意気込んでいる相手に、あっさりと負けるのは戦略としてありだ。重武装して向かってきた相手に抗わず、最初から白旗を上げるのだ。相手は気持ちが空回りして感情の持って行き場をなくして困惑顔になる。そこで更に白旗を掲げると経験則で9割9分「いや勝ち負けの問題じゃないし、とりあえずその旗をしまってくれ」という流れになる。

闘志満々の相手を焚きつけたり、論破しようと理論武装している相手に理屈をいうのは愚策だ。用意した武器の使用を封じてしまった方がよい。あっさり負ける、時として積極的に負ける方が短期的には損失を少なく出来るし、長期的には利益にさえなる。

原則論として「勝ち負け」が問題になるようなシチュエーションを至らないようにすることが大切だ。至ってしまったら感情に基づく勝ちを求める相手に勝ちを献上した方が、大負けしないというパラドクスもある。特に相手に敗北感を与えることが目的の場合は、あっさり負けた方が賢明だ。だって相手の敗北感を期待するような輩はろくなもんじゃないから。