天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

日々乃音楽

ブログで音楽を話題にすると、ビートルズ及びトリビュート界隈ばかりなってしまう。

実際に生活において聴いている時間の長さではエレクトロニカ系が一番長く、次いでクラシック音楽となる。最近はもうポップスやロックで新しい邂逅が生じないのかもと感受性の衰えを残念に思ったりしている。

エレクトロニカ

エレクトロニカは雑にいうと生楽器ではない音源で創られた音楽の中で、踊ることを目的にしていない音楽を包括的にあつかう言葉として使っている。電子音楽のジャンルは細分化していて、大きな括りでさえ人によって解釈が違うという厄介な分野だ。

私の場合は、ブライアンイーノ師匠とエイフェックスツインが根っこにあって、そこに最近はLo-Fi系が覆い被さってくるといった感じ。基本的には作り手の顔が見えない音楽で、soundcloud.comがレコメンドしてくる曲の中から、良いと思った音源にLikeをポチり続けることによって構築されたライブラリをエンドレスで聴いている。あとは20年以上の付き合いのあるsomaFMとか。

クラシック

この音楽のジャンルから本当の悦楽を得るには、音楽の才能と教養がある程度必要だと今でも思う。おそらく私が享受しているのは数パーセントに過ぎないだろう。20代の頃にお勉強のつもりで何枚かのCDを執拗に繰り返し聴いたのが基礎教養になっている。モーツァルトが抜けて好きで、あとはブルックナーの交響曲7番・8番・9番、バッハの有名曲、ブラームスの交響曲、シューベルトの数作品。手持ちはこれだけ。ベートーベンはいくつかのピアノソナタ以外はなぜか好きになれない。

まだ身体化していない名曲が数多くあるのだと思うけれども、サブスクでフラフラ聴き漁っていると若いときに脳裏に焼き付いた名曲との差が全然縮まらない。ロック同様に手持ちの愛聴曲を繰り返した方が良いかもしれない。クラシックは同じ曲でも演奏者や指揮者によって違う世界が見えてくる点が魅力だ。よく聴くのが1950年代、1960年代のピアニストの音源。旧き良き時代の霊感溢れる音源が多く、聴いていて心が安まる。

先日FMで知ったガブリエル・タッキーノのモーツァルトyoutu.be