天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

自己憐憫が趣味の人

いつものメンヘラ批判です。

自己憐憫が趣味の人は少なくない。ブログ等にネガティブなことばかり書いている人メンヘラは多い。僕もネットの黎明期から長年にわたり、自己憐憫を下地にしたネガティブなテキストをさんざん書きなぐってきた。今でも日々の不安を書いて心を癒やしているが、以前は自虐的で、そこに何らかの美意識さえ見いだしていた(黒歴史だ)

自虐ニヒリズム的な美意識はだいたい「中二病」で片付けられる。現代は、精神の成熟が社会全体で遅れる傾向が顕著であり、思春期を通り過ぎて青年期に至るまで、ニヒリズム嗜癖から抜けられない人が多い。別に抜ける必要は無いという考えもある。

とはいえ、自己憐憫を怒りに変換させて周囲の人を不快にさせるのはダメだ。いうまでもないけれど、こういう基本的な倫理について考えが及ばない人はいずれ、社会生活において、しっぺ返しを喰らって、結局自分を傷つけるという事実に結局はたどり着く。

ただし、社会から孤立している人はそれに気づかない。引きこもり・ニート等は自虐を拗らせた怒りが日常になってしまい、それが歪なアイデンティティを構築していることさえある。私が長年ココで婉曲的に批判してきた友人の元細君なんて典型だ。それ以外にもネットで怒ることを趣味にしている人たちって、そういう人たちなのだろうと推察している(おそらく間違ってはいまい)

少々飛躍するが、僕が二十代にエヴァンゲリオンに耽溺したのと、この自己憐憫・自虐趣味とは無関係ではない。碇シンジ君はまさに中二の14歳だったし、作品自体がニヒリズム的美学に覆われていた。文学のテーマにもなっているし、必ずしも全面否定すべきことではない。アイデンティティ確立のための通過儀式の側面もあるだろう。

ただ、いい年した中年がここから抜け出すことができないのは、やっぱりアカン。社会に迷惑をかけるだけのマゾヒズムだ。