天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

禍福はあざなえる(以下略

自腹クレーム、二連発。加えて先週までの好調から一転して受注数がガクッと減った。暗雲が漂ってきた。下手に馬券の調子がいいと、仕事の運が下がるのだろうか(迷信的)

どちらのクレームも原因は「慢心」であり、一件目の方はお客様にキツく怒られてしまった。弊社のお客様は7割が女性で、腰が低すぎる人が多いぐらいなのだが、その人とは別の(特に配偶者)が電話に出てくると大抵恐ろしいことになる。

個人的に鈍感力が磨かれたなぁと思う。10年前だったら、あれだけ罵倒されたら一週間、下手したら一ヶ月ぐらい引きずっただろう。でも最近はよい意味で鈍くなって、夜も普通に寝て目が覚めて思い出しても「損した」という金銭の損得以外では、心が動じなくなった。基本的によいことだろうね。

クレーム備忘録

誰も興味がないだろうけれど、客商売をやっている人には参考になるかもしれないから、どういう問題だったか自戒を込めて書き残しておこう。

破棄しろとはいっていない事件

謎に弊社に仕事が集まる結婚式関連の印刷物。式次第とか席次表とか食事メニュー等を纏めた小冊子。当然、発注者は普段は印刷に縁がない人だから、下版するまでに手間暇がかかる。正直いうとコスパの悪い仕事だ。それでも人様の慶事にかかわることができるのは、誇りだし、大抵は必要以上に感謝されるので(感謝状が届くことさえある)嫌いな仕事ではない。

今回も5回前後もやりとりをしてやっと印刷工程に回した。しかし、刷り上がった時点で席次表に書かれた偉い人の名前が間違っていることが判明、深夜に電話がかかってきたので、急遽、再度データの最適化をして、校正を送ってやり直した。

それでやってしまったミスは「先方が使い物にならない」と仰ったので「納品しても仕方がない決めつけて、独断で出荷を止めた」ことだ。先方の配偶者さまの理屈は「間違って使い物にならないとしても、カネを払ってしまっているので、明確に破棄依頼をしていないのであれば、納品するのが当然だ、何勝手なことやってんだ!」ということだった。これはお客様が正しい、なぜそういう判断をして、わざわざ現場に電話までして出荷を止めたのか自分が判らない。ただ間違ったものを納品しても、混在等で迷惑がかかるし、電話でやりとりした感覚では納品する意味がないと勝手に考えてしまった。下手な親切心は時に損失に繋がる。以後気をつけたい。