スタグフレーションとは雑にいえば景気が悪いのに物価だけが上がる現象だ。需要の量は変わらないむしろ減ったりするのに、原材料費の高騰で物価が上がってしまう。好景気のインフレはデマンドプル、今回のそれはコストプッシュだ。
そういうわけで商いの対象である印刷物の価格も変えないといけない。母体会社が原材料費の高騰に対応せざるを得なくなったからだ。
感染者の数はそんなに減っていないが、社会現象としてのパンデミックはほぼ終わっている。しかし、静かに重くのしかかり続けたデフレ状態から更に悪化して、コストだけが上がる時代が到来してしまった。コロナ禍の終わりが景気浮上の始まりにならないと、ほぼ確定してしまった。
私のようなミクロレベルの小商いにマクロ経済の影響があるのかといわれれば、大枠では「ある」と断言できる。コロナ禍で現実として収入が3割強から4割減った。コロナの影響はダイレクトに被ったのに、スタグフレーションが自分の小商いに無関係でいられると考えるほど、楽観主義者ではない。。
中国からの観光客は上海の惨状を鑑みるにあと2年は無理そうだ。オリンピックのような国際イベントをやっても収支は大赤字、円安の恩恵を受けられる企業も原材料のコスト高と物流費の高騰で為替差益は相殺されてしまうだろう。
上記のことを含め色々考えて、メインのビジネスの根本を変える必然性が生じた。現在の延長線上でやってもジリ貧だ。GW中に考えをまとめて母体会社と今後のことを話し合うつもりだ。ふぅ