今の職業を選んだ理由の半分ぐらいは「終日好きな音楽を聴きながら働きたい」というジャズ喫茶を始めた村上春樹のような理由だった。しかし、そういう生活も11年目に入ると食傷気味になる。ラジオも飽きてきた。しかし、無音は厭だ。そういうわけで環境音を聞いていることが多い。Mac専用ソフトによいのがある。一番愛用しているのが以前にも紹介した下記のサイトだ。
あらゆる環境音を網羅するだけでなく、ミキサーで音素のボリュームを変えたりミュートしたりできる。音質も際だってよい。
いろいろ聞いてみたが一番心が安らぐ音の要素が判ってきた。
水の流れる音
小川のせせらぎ。波打ち際の音、雨音、洞窟の反響音等、水に関わる音は本能に訴える何かがある。太古から人類は水分補給の心配のない環境に身を置くことに安心感を得ていたのではないだろうか。
森の音
風に木々がざわめく音、鳥がさえずる音、虫の鳴き声等々、豊かな緑は空気の清浄さを保証する。隠れる場所の多い木々の隙間は猛獣から身を隠すのに好都合だったのだろう。
この二つの要素が合わさった音源が一番聞く頻度が高い。聞いているだけでストレス解消になるし、寝つきが悪いときBGMにすると睡魔がちゃんとやってくる。