幸福のこんな定義を聞いたことがあります。
「幸福とは、健康と物忘れの早さである」
ですって!
わたしが思いつきたかったくらいだわ。
だって、
それは真実だもの。
- オードリー・ヘップバーン -
世紀の大女優も東洋思想的な智慧に共感していた。
不機嫌で怒ってばかりいる人たちは世に掃いて捨てるほどいるけれども
彼らが突如落雷に打たれて過去の記憶を全て失ってしまったとしたら、どうなるだろうか。
生きていくのに不便は増えるだろうが、人生の重みがなくなって、しかめっ面はできなくなるだろう。
落雷に打たれなくても「過去について考えない」というのは意識して内面化することができる。
私は、この5年ぐらいそれを意識化してきた。
結果、少なくとも内面から湧き上がる負の感情に打ちのめされてメンタルを病む確率は確実に減った。
「過去について考えない」これだけで楽になれるのに
日々過去を呪詛することを日課にしている人が多すぎるようだ。
過去を反芻することを止めたスキマを使って、健康によいことをすれば
少なくとも絶望の蓄積を負いながら老いていくことだけは防げる。
負の思念がなく健康であれば、確かにそれは「幸福」だといえるだろう。
無い物ねだりをしないかぎりにおいて・・・