ここ2週間ほど低糖質ダイエットを続けている。といっても炊く米を二合から一合に減らして、野菜で空腹を満たすようにしただけだ。それでも半月で4kg減ったので成功しているといえるだろう。本格的にはじめたのは以下の本の内容に納得したからだ。
炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書) (2013/10/17) 夏井 睦 商品詳細を見る |
小麦と米の栽培が人類の文化的躍進と人口の著しい増加の主原因だというのはその通りだろう。世界史でもそう習ったし、別段新しい視点でもない。ただホモサピエンスが小麦や米、あとは砂糖といった食して直ぐに血糖値が跳ね上がるような食べ物を摂取するようになったのは、ごくごく最近のことであり、そこに辿り着くまでの何百万年の間、人間はそんなに糖質をとらずに進化してきたという点は目から鱗だった。
確かに米も麦も砂糖も精製しないと食べることができないから、自然の恵みとはいえ、天然とは言えないところがある。この本ではその証拠として「血糖値が下がらないようにするホルモンは何種類もあるのに、上がりすぎを押さえ込むホルモンはインシュリンしかない」といっている。そのホルモン不調が他ならぬ糖尿病なのだ。
意志薄弱でも理屈が腑に落ちると努力できるのが自分の少ない長所なので、低糖質ダイエットを今年は続けようとおもう。実際体重が減っただけではなく、体調も気分もわるくない。