天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

愛憎の絶対量

感情としての愛憎は表裏一体であり、個人の総量は決まっている。そういう説がある。愛に満ちた人は憎しみを抱く余地が減り、愛の足りない人は憎しみでそれを埋め合わせる。そして、愛さず憎まずというのは原理的に不可能だという。

経験則に照らし合わせても、慈愛に満ちた人間が同時に憎しみに満ちているという事実に遭遇したことがない。常に怒っていて不機嫌な人が誰かに慈愛を注いでいるという事実も知らない。

注意したいのは「慈愛と渇愛は全く逆」ということ。与える愛と求める愛は別の感情だ。求めて得られない人は、それを憎しみの感情で埋め合わそうとする。そしてそれは醜い。

憎まずに渇愛の苦しさを癒やす方法があるのか。これは人間にとって切実な問題だ。ビートルズの有名な以下のフレーズが、その答えかもしれない。

And in the end
The love you take
Is equal to the love you make

好きな漫画家

anond.hatelabo.jp

偏愛する漫画家

物心ついたときからマンガを読んできた。マンガを楽しむという点に限っていえば日本人に生まれてきて幸せだった。ここに列記するのは繰り返し読んで血肉となっている人たち。特定の作品を偏愛しているパターンの方が多いけど、あえて漫画家で

川原泉

lex.hateblo.jp
天才性を発揮したのはデビューしてしばらく経ってからの2年から3年間。この時期に量産された短編は神の創ったような名作だらけ。これだけ繰り返し読んで新鮮さが落ちない天才ぶりは凄まじい。人気に乗じて適性のない連載マンガを描かせて短期間に才能が蕩尽されてしまった。傑作はほぼこの二冊に集約されているので是非(^^) ちなみに近年の作品はクズなので間違っても読まないように(>_<)

鴨川つばめ

小学生の私にマンガの楽しさを教えてくれた短期に燃え尽きたギャグマンガ家


1巻2巻辺りは絵が安定せず作風が定まっていなかったが、3,4巻以降から最終巻に至るまでの個々のギャグの切れ味は異常だ。2023年現在でさえ、ココまで破壊的な切れ味の笑いを提供してくれる漫画家はいない。時々表出する古くさい倫理観が今読むと辛いけれど、それでも狂気に満ちた笑いのレトリックは誰にも真似できないものだ。

山岸涼子

この作品に尽きる。個別の作品として歴代名作ランキングとかがあれば、確実にベストスリーには入るだろう。

高津カリノ

現在活動中。唯一紙の新刊を発売日当日に入手する漫画家。上記の天才達に比べると欠点が多すぎるが、それでも四コマフォーマットに超個性的なキャラクターを生き生きと表現する唯一無比の言葉に還元できない何かがこの漫画家にはあります。
lex.hateblo.jp

ビジネストラブルの解決にAIは使える

特に相手のいっていることが、法律的に妥当か、税制上妥当かを調べると、AIは本当に賢いです。依拠する法律がある場合は、間違った答えを返すことは非常に少ないようです。

人のやることですから、ビジネス上のフリクションも感情的になりがちです。そういうとき主観的な理屈で相手を脳内論破するのは無意味。それなら、AIに客観的に考えて根拠をもとに答えを与えてもらった方が、心もクールダウンしますし、反論にも根拠を与えてもらえるので、本当に便利です。

Watching The Wheels

studyhacker.net
腑に落ちるエントリ

私の言葉で言い換えるとこんな感じ

  1. 身の程を知る
  2. 出来ないことは出来ないと諦める
  3. 負の感情を抑えつけずに傍観する

三つ目が特に難しいし、腑に落ちない人もいるだろう。そしてマインドフルネスのポイントでもある。負の感情がわき上がってしまうのは、人が生き続けよう、生き延びようとする存在である限り必然である。無理に押さえつけると、脳内に無意味な思考が湧き上がって、収拾がつかなくなる。憤怒したり悲哀を感じても、それを解釈せずに、そんな自分を離れてボンヤリと観察する感覚。これって誇るべき現実を持たない我々のような属性の人間にとっては、欠かせない処世術だ。

感情的に負けて実利をとる

これができるようになって交渉が上手くなった。

とにかくマウンティングしないと気が済まない相手や
自分の言い分を貫徹しない限り絶対譲歩しない人たち

自分の不快感を費消することによって
実利を取れるシチュエーションがやたらと多いことに
最近やっと気づけた。

長年こういう人たちがストレスの源であり憤怒の対象だった。

でも馬齢を重ねて気づいた。
彼らは「自分が上だと相手に思い知らせたら満足」なだけだ ということを。
心理的に勝てさえしたら、あとは万事杜撰で、損得計算を忘れていたりする。

爽やかじゃないけれど、考えようによったらWin-Winに持ち込める。

自尊心を刺激されたり優越感に浸ることさえ出来たら、その交渉の真の結果について無頓着な人が(驚くことに割と偉い人でさえ)とても多い。

なぜか厄介な相手ほど、実はコントロールしやすく、誘導もしやすい。
自分の感情を何より優先させる人って、自分も含めてだけど
実は世の多数派だ。だからこそ、この考え方は「使える」のだ。

AIが身近になる2023年夏

土日返上で200ページ冊子のデータ最適化と修正に時間を充てていた。しかし、PhotoshopのAI機能とActionscriptの連系で予定していた時間の五分の一の時間で概ね終わってしまった。。

DTPの後処理なんぞ定型作業の繰り返しだから、自動処理の恩恵を受けやすい作業だ。そして、従来は自動化できなかった微妙なさじ加減を要求される作業をAI機能が代行してくれる。この合わせ技で驚くほど仕事が楽になった。

私は単純に楽になったと恩恵を今のところ享受する立場だけれども、Photoshopのレタッチ職人は仕事に経験則の積み重ねが要求されなくなって、作業単価が買いたたかれるようになった。逆にそのキャズムを利用して、さぞ苦労したように思わせながら、単価の高い仕事が出来るという先行者利益もある。難しいところだ。

デザインワークをAIに任す流れも加速している。近いうちにキラーアプリケーションかクラウドサービスがデザイナーの仕事を奪うのは間違いない。紙という物理メディアに落とし込む印刷の需要は、減っていっても急にはなくならないだろう。何でもかんでもディスプレイには出来ないし、包装紙を液晶や有機Elにするわけにはいかない。

AIを駆使したビートルズ新曲の予想フェイクw

別に音源からボーカルとノイズを分離するぐらいなら、スーパーコンピュータを使わなくても、パソコンで遜色ないアウトプットが出来る。なので、9月を待たずに事前情報を元に「おそらくこんな仕上がりになるだろう」と一ファンが、サクッと作ってしまった。

おそらく直ぐに削除されるだろうから、今のうちの閲覧を推奨しますw

検索よりChatGPTやBeingチャットを利用することの方が多くなったし、フリー素材を探さなくても欲しいイラストを著作権気にせずに入手できる。AI普及の加速はスゴい。スマホの進化は止まってしまったけれども、AIの進化はこれからだね。行く末がどうなるかを見続けてみたい。