天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

ビジネスは何につけても「質」Qualityが大切

弊社は佐川急便にお世話になっているのだけれども、ヤマト運輸のゴタゴタは気になっていた。なので色々調べた上で、お気に入りのYoutubeチャンネルで復習したら問題の本質がとてもよく理解できた。(全然関係ないけれどスガワラさん、小学校時代の旧友に瓜二つで親近感が半端ない)
youtu.be

非効率な部分を削って委託して利益率の高い仕事の値上げをしようという机上の計算が狂ったということ。今回のヤマトの迷走の原因はAmazonの日本法人の副社長からヤマト運輸に転職した人間の大チョンボだったみたいだ。

超巨大企業と個人事業を一緒にするなって言われるかもしれないけれど、本質は変わらないと思う。私の仕事は名刺100枚の仕事から新聞折り込み30万部の仕事まで、仕事はほんとに雑多。30万部のチラシの売上を名刺100枚の受注であげるには400回以上受注しないと金額が揃わない。

しかし、手間暇は場合によっては名刺の方が時間がかかる。名刺の多くは、普段は印刷データを作ったことない人が作成することが多いからだ。一方、大口のチラシは当然プロのデザイナーが作っているので、データの質は担保されているので、本当に右から左にデータを工場に渡すだけで大きな利益が出る。

それでは名刺100枚の仕事をぞんざいにしていいのかと言えば、絶対そんなことはない。人はパンのみにて生くるものに非ずというし、本当に知識のない人と一緒に電話でやりとりをしながら、立派な名刺データにして納品して喜ばれるのは、それはそれでとても嬉しいのだ。中には手書きの礼状を郵送してくれる人までいる。

ヤマトは効率化の名の下に2万5千人もの個人事業主の契約を唐突に打ち切って、ベテランパートやバイトもたくさん解雇した。そして結果が大赤字。ヤマト運輸と言えば配送のクオリティが命だと思っていた。私の事業で配送に佐川を使っているけれど、以前は「お金を余分に払ってもいいから、佐川じゃなくてヤマト運輸を使ってくれ」こういう顧客の要望が、冗談でなく本当に多かった。最近はまったくなくなった。佐川が悪いところを大幅によくしたのとヤマトが劣化した二つの要因が重なっているのだろう。

仕事だけではなく、生活における万事に関して、質(Quality)は大切にしないといけない。粗製濫造している動画、今後は仕上げにもう二手間かけるのを習慣にしようか、なんてことも考えている。