ジャパンカップ、昨年に引き続き三強決着。昨年は三強の三連単ボックスを厚めに買って、小遣い程度にはなったのにな。自腹案件を取り戻せるような三連単を千円だけ買った。先日大損していなかったら、昨年の成功体験から三連単ボックスを厚めに買っていただろう。あいかわらず競馬のタラレバは見苦しい。
馬券は別として良いレースだった。福永騎手ってピュアな人だね。以前はアンチも多かったけれど今では名手で人格者として、場末のオッサンにまで敬愛されている。彼は父親も騎手だが落馬で重度の身体障害者になった。にもかかわらず騎手を志して頂点に立つという、映画になりそうな偉人だ。
人生の価値は結局、一路専心で何かを極められるかによるのかもしれない。騎手のように人々の耳目を集められる職業だけではなく、地味な世界だけど、その世界では神のようにあがめられているという人達はどの分野にもいる。敬意を集められている人は幸せそうだ。
俺が一路専心のマイスターかといえば、偶にミスっても誰もフォローしてくれない程度。それでも10年以上つきあいのある顧客がそれなりにいるのだから、最底辺のプロフェッショナルではあるのだろう。その程度の自尊心がないと生きていくのは辛い。