バカになったのに - The ピーズ

草野マサムネのラジオを聞いていたら「結成当時にThe ピーズと対バンをした、周りからはThe ピーズをお手本にしろといわれた」という驚くようなエピソードを知った。

私は大学時代にバイト先の有線で流れた下記の曲に衝撃を受けたことがある。当時、ウジャウジャデビューしていたバンドの一つであったのだが、この曲の印象は強烈だった。数回しか流れなかったのにサビの部分が耳に焼き付いてしまった。

ただそれ以上にこの曲の歌い手について探求はしなかった。大学時代は様々な音楽を聴きまくっていて、ある曲が琴線に触れたからといって、すべてはフォローしきれなかったのだ。

15年ぐらい間が開いて、ネットのどこかの質問サイトでこの曲について質問してみた。答えが速攻で帰ってきた。「The ピーズ」というバンドだった。すぐに収録アルバムをレンタルした。しかし、この曲と同じようなテイストの曲が続いているだけなので愛聴盤にはならなかった。

今日ラジオであらためて思い出してWikipediaで調べた。さらに驚く事実がわかった。

  • ベスト盤だと思っていたアルバムがデビューアルバムだった。
  • 「バカになったのに」が唯一のヒット曲である。
  • デビューアルバム発売後、辣腕ドラマーが速攻で脱退。ライブバンドとしての魅力が消失。
  • その後もなんとか蛇行しながらバンドを続けたが世紀をまたぐ頃に息絶えた。
  • 再評価の機運もあって活動はしているが非常に地味な存在

要するにレコードセールス的には完全に「出オチ」バンドであり、商業的な成功は得られなかった。主力メンバーの本業は現在、調理師と土木作業らしい。現在も活動しているのはデビュー前のライブパフォーマンスとスピッツや奥田民生との接点が伝説化していることが大きいようだ。

なんとなくもっと人気と多くのファンを抱えているバンドだと勘違いしていた。でも、この曲のインパクトは忘れられないし、今日草野氏が紹介していた曲もあらためて聞いてみたい。
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