究極の自己肯定は、肯定も否定もしないこと(『“ありのまま”の自分に気づく』を読んで) - ぐるりみち。
東洋思想に興味をはじめた最初の頃は小池師の著作はよく読んでいました。最近はご無沙汰だったのですが、相変わらず著作が売れているようで、喜ばしいことです。
僕の自己肯定に関する考えは、「自己肯定は他者から肯定されるという自信という、ある意味における思い込みに過ぎない」というニヒリスティックなものです。小池師と比べると当然ながら浅いです。それと同時にある程度の自己肯定感がないと人間はアイデンティティを保てないというのも事実だとおもいます。
虚栄心に頼らなければ自己肯定を満たせない人は、とても不幸だと思っています。他者の虚栄心に付き合わされることほど以上に煩わしいことは、人生においてそんなにあるとはおもえません。
“ありのまま"の自分に気づく (角川SSC新書) (2014/01/10) 小池 龍之介 |