天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

スマホで話題のサービスは大抵PCでもできる

OSに大きく依存したゲーム系は概ね無理だけれども、サービス系のアプリはたいていPCのサイトも用意されている。しかし、知らない人が多くて「メルカリってスマホだけだよね」みたいに思い込んでいる人が多い。

メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ

スマホユーザーをターゲットにしているサービスなのは間違いないけれども、PCサイトからもまったく問題なく使える。購買意欲を掻きたてるようなデジカメで綺麗に撮影した画像をアップしての出品も出来る。 ヤフオクと比較すると「変な出品」を閲覧して楽しむだけでも使える。

Instagram

PCから画像のアップロードはできない。 しかしそれ以外はすべて出来る。フォローも出来るし、イイネも押せる。コメントもつけられる。ブラウザからも閲覧できるし、Windowsストアで専用のアプリも配布されている。

コミュニケーションアプリ LINE(ライン)

PC・Mac用の専用アプリもある。クロームの拡張機能にもある。キーボード入力でのLINEのチャットは極めて快適。

ツイキャス - ライブでつながるコミュニケーション・サービス

これもスマホ専用サービスではない。PCから配信すれば高画質高音質で発信できる。無気力で音楽を聴く気がないとき、過疎チャンネルの他者の独り言をBGMに使うという変な使い方をときどきしている。



なんでこのエントリを書いたかといえば、PC経由でのメルカリの取引が超快適だったからだ。簡易さはヤフオクなんぞ鎧袖一触。
利用者の絶対数がPC中心のメディアより桁違いに多いので、利用せず眺めるだけでも面白いという共通の利点がある。

ASUS Zenfone 3 Max ZC520TL 購入

ガラケー+タブレットで長らくやってきた。しかし、LINE・Skype・Messenger等のアプリで会話をしないと困るシチュエーションが多発してきたので、7.9インチタブレットを売り払ってSIMフリータイプの安価なスマホを入手した。

エイスース ZenFone 3 Max グレー ZC520TL-GY16

エイスース ZenFone 3 Max グレー ZC520TL-GY16

個人的に好感度の高いメーカーであるASUSでバッテリーの持ちが売りのこれを買った。新品で税込15000円ちょとだ。情報収集と閲覧及び情報の発信は今後もタブレットにしたい。気分的には完全にガラケーの代替。故にバッテリーの容量が一番大切だ。

あとサイトのリニューアルに従って会社の代表電話を050で始まるものに替えたいと考えている。市外局番がローカル色を醸し出すのがよくないし(地元の場合は親近感を醸し出すのでよい面もあるのだけれども)、固定電話にかけるのは電話代が高いという一般通念も商売の足枷になるからだ。なによりも、050にすれば自宅を離れても仕事絡みの直電をどこでも受けられる。これも場合によってはデメリットも多いけれども、一人で商売をしている以上、やむを得ない外出時の商売上のリスクを減らすことが出来るのはメリットだ。

でどこと契約するかだが、愛着のあるiijmioにするつもりだったが、050サービスで大手のNTTのサービスがOCNモバイルと契約すると月額利用料が無料になると知ったので、一択になった。050 plus | NTTコミュニケーションズ 個人のお客さま 固定よりは安定していないので、ココはNTTのブランドでそのあたりの不安を補うのが良策だろう。 法人で050を利用しているところも概ねココの利用していることも心強い。

ASUS Zenfone 3 Max ZC520TLレビュー

購入前に調べたら価格コムを中心に辛口のレビューが多い。個人的には数年前に使っていたiPhoe4Sしか比較材料がないので、何一つ欠点を感じられない。廉価機種なので高級機種と比べたら不満が多いのはある意味当たり前だ。個人的におもうのだが、ASUSのレビューは価格コムでもAmazonでも2chでも悪意のあるレビューが多い。台湾系なので中華系の誹謗工作があるのではと陰謀を疑ってしまう(結構信憑性のある疑いだとはおもっている)

この機種のよいところは大容量バッテリー搭載という売りがあるのに価格が安くコストパフォーマンス抜群である点だろう。あとAndroidの最新版もつかえる。さらに外部ではなく本体容量をMicroSDカードで補える点が素晴らしい。

もちろんCPUが2世代前でメモリが2Gなのでハードを酷使するゲームや動画視聴・画像加工だと動作がぎこちない。一方僕のようにガラケーの延長線上でやむなくスマホが必要となった人間にとっては必要充分の性能が確保されているハイコストパフォーマンスな一台だろう。ついでだが強化硝子ではないので割れ防止のフィルムは必需品だ。

ついに安くて音の良いイヤホンを見つける

上海問屋LC-914267 ハイレゾ対応 10mmダイナミックドライバ搭載 カナル型イヤホン (ブルー)|BTOパソコンならドスパラ公式通販サイト

愛用していた1万円ちょっとのイヤホンが死亡。片側しか音が出ない。気分的にあまり高いのには買い換えたくない。結局「安物買いの銭失い」を地で行って5千円超の散財の末にたどり着いたのがこの機種です。

そんなにドスパラとしても大々的に売り出したいわけではないらしく、高級機種と違ってドスパラの店頭とサイトでしか買えないようです。これが気になったのは「ベリリウム採用」に尽きます。二昔前、高級スピーカーのツイーター素材として憧れの素材でした。解像度が高いのに自然な響が特徴で特にピアノの再生と相性がよいとされてきました。

ただベリリウムは製造過程で猛毒を発生させるらしく、粉末のベリリウムを吸引するとアスベストが裸足で逃げ出すぐらい強い発がん性があるのでオーディオ機器の素材としては好ましくないということで使われなくなって久しいです。

それがなぜか中華製とはいえ2千円未満のイヤホンに使われているのです。中国ではレアースが政府の失策によって暴落し、だぶついたベリリウムの使い道として選ばれたのでは・・・そんな妄想をしてしまいます。

多分にプラセボ効果が影響を及ぼしているのは最初に認めるにしても、とても2000円未満の音ではありません。買って失敗した安価なイヤホンと比較すると解像度が高いのに刺激的な音が出ない自然な音像が特徴です。安価タイプでは破綻しやすいブルックナーの交響曲も無理なく鳴らしきった点からも、コストパフォーマンス抜群の逸品であることは間違いないでしょう。

ドスパラの店員さん曰く「特に宣伝もしなかったのに口コミでよく売れた、三色揃っていたがもうピンクしか残っていない」とのことでした。というわけで私が購入したのもピンクというかシルバーピンクです。色は好きになれないですが音質には大満足です。ベリリウムの危険性に疎い中国の誰かが犠牲になっているかもしれません。そうおもうと、この安価なイヤホンに不思議な存在感を感じます。

日々

働いて読んで聴いてメシ食って風呂入って寝る日々。

加齢して疲れやすくなったのか、以前よりも睡眠時間が長くなった。歳をとると睡眠時間が短くなるというのは本当なのだろうか。都市伝説なのかもしれない。衰えた体で以前と仕事のパフォーマンスを変えないようにすると、寝る時間が増える方が自然だとおもう。

(私にしては)今年はいろいろとあったけれども、仕事が堅調なのが精神衛生上よい。気を抜くと昨日のように多額の自腹を切らなければならないときも生じる。油断は禁物だ。

あまり物事を思索しなくなりつつある。ココに書くネタも減るはずだ。今日は心を込めて身辺整理をしている。半世紀生きて、やっと掃除を楽しむ心の持ち方を体得できた気がする。慶事だ。

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憂うつな晩秋にはシュニトケを

入会しては退会を繰り返しているNML ナクソス・ミュージック・ライブラリーにまた入会中。以前よりも高音質なビットレートで配信されているのが嬉しい。

このサービスの魅力は色々あるけれども、他では聞くことができない現代音楽のアルバムを万の単位で聞くことができるのが大きい。表層的な検索では、現代音楽は不協和音と打楽器のアンサンブルみたいなのばかりが目につく。

しかし調性に拘泥されない合唱曲の一部には魂の深淵に近づいたような素晴らしいものもみつかる。すべての音楽に食傷したときに聴くとひどく新鮮だ。あとメンタルの調子が悪いときに萎えた心を癒やす力が大きい。

アルフレート・シュニトケが好きだ。むかし愛読していたブログ主さんがファンだった影響で聞くようになった。不穏の中に深い安らぎが潜む不思議な旋律がとても魅力的だ。

【本】スピッツの自伝 「旅の途中」

旅の途中

旅の途中

図書館で借りた。4人のメンバーが平等に執筆している。伝わってくるのは4人全員の謙虚さというか自信のなさだ。4人が4人とも成功したのは4枚目から7枚目のアルバムをプロデュースした笹路正徳のおかげだといっている。

実際彼らの最盛期と笹路正徳がプロデュースを担当した時期がほぼ重なっている。笹路正徳が離れて初のアルバムとなった「フェイクファー」のレコーディングの混乱がこの伝記本の一番面白いところだ。

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このアルバムは私がリアルタイムで購入した唯一のスピッツのアルバムだ。一聴して「これはなんかおかしい、好きになれない」と感じたことを覚えている。しかしスピッツ信者だった当時の友人は「これが最高傑作」だと宣言していて、なんかなぁと思ったことを覚えている。

草野マサムネはこの本でも「フェイクファーは聴きたくない」と断言している。笹路正徳という船頭を失った混乱がそのまま音に表れているからだという。それぐらい蜜月だったのなら無理してプロデューサーを替えなくてもよかったはずだが、笹路正徳の方からバンドの未来を考えたら、ここらでプロデュースを別の人に委ねた方が良いといわれたので素直に従ったのだろう。

フェイクファー以降は「メンバーがしっくりする」サウンドを求める探求モードが続く。その過程で人気のピークは過ぎてしまった。しかし、もともとあまり商業的成功に固執しないバンドなので、彼らはそのことはまったく気にしていない。初期のアルバムが全く売れず「ヒット作を出したい」と願ったことはあっても、「もっとファンを喜ばせたい」という気持ちは薄いというのが一貫して伝わってくる。彼らは商業バンドではなく「自分たちが納得するものを作りたい」と切望する芸術家タイプなのだ。そのことがこの本を読むとよく伝わってくる。

個人的には売れなかった2ndアルバム「名前をつけてやる」が圧倒的に好きだ。全盛期のアルバムも概ねよい。しかしフェイクファー以降はピンとこない。聞きたい音と彼らが作りたい音が乖離してしまった。コアなファンは別にしてそういうライトなファンは多そうだ。このバンドの本質は、草野マサムネの言語感覚の鋭さに大きく依存したバンドであり、そこに上手くポピュラー音楽としての勘どころを上手く注入させた笹路正徳という才能との融合がブレイクした主因なのだろう。

蛇足

個人的に好きな女性アーティストの大塚利恵との接点が見つかって興味深かった。笹路正徳は大塚利恵の1stアルバムの協同プロデューサーの一人だった(主要な曲は彼が手がけている) 順番からいうと最初に知ったのがスピッツだったのだから、知らぬ間にサウンドの共通点を聞き取って、それがきっかけにファンになれたのだろう。確かにこの清潔感を感じるサウンドはスピッツに通じるところがある。

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