もう15年、マックス80Mbpsのauひかり都市機構というのを使ってきた。団地の入り口までは光なのだが、団地内部は銅線の電話回線を使ういわゆるVDSLというヤツだ。
ずっと世間が超高速回線の導入で騒いでいるときも、一向にVDLSより先に進まず、UR安団地住まいの宿命かなと諦めていた。しかし、やっと市場の飽和を反映したか、次なる顧客を求めてNURO光が諸経費全負担で、団地の個別部屋までLANを敷設するので加入者募集とのチラシが入っていた。
下り2Gbpsというのは、AI君に聞いてみると「今まで17分かかっていたファイルのダウンロードが40秒で終わる速度」ということだ。もちろんベストエフォートなので、公称2Gbpsだと実際は1Gbps出るか出ないかだろう、それでも10倍以上速い。
コストは安い。NUROは初期費用の大盤振る舞いで有名で月額料金も少し安くなるし、2万5千円のキャッシュバックさえしてくれる。
懸念点
- 電話番号が変わる
これが最大の難点、ネット商売をしているから電話番号は財産だ。これを代えるのは損失ともいえる。ただ基本はネット商売で、顧客との連絡手段もメールなので、そこまで問題があるとは想定できない。頻繁に電話連絡をするのは母体会社の工務と営業だが、そこだけなら告知するだけですむ。リピート顧客は累計で数千ぐらいはいるけれども、親しく電話をかけてくれる顧客は片手で数えるほどしかいない。あまりリスク無いかも。。メアドを変える方が余程リスキーだろう
- NURO光の信頼性
こっちの方が問題。一時は悪評が度々ネットに流れていた。一番困るのは仕事中に回線が落ちることだ。ちなみにauひかりは15年使って、勤務時間中に長時間断線したのは一度だけだ(結構最近だったりする)ざっと検索したところ悪評に「断線しやすい」はほぼ無くて、もっとテクニカルな問題のことの方が多いようだ。ただユーザーサポートが雑なのは事実のようで、安定して繋がってしまえば大丈夫そうだが、回線切り替えでもたもたして。顧客と音信不通になる方が怖い。ただこれはやってみないと判らない。
結局どうするか
仕事も趣味も自宅のネット回線が前提。だからそのインフラを高速にするのは恩恵の方が大きい。80Mbpsも十分速いといえば速いが、動画のアップロードはそれなりに時間がかかるし、Youtubeの再生時に画面が止まることもないではない。仕事におけるダウンロードとアップロードは現状でも、問題ない(動画ファイルと違ってDTPデータはそこまで大きくない)しかし、母体会社のサーバーが最近少し重たくなったので、それを埋め合わせることはできるかもしれない。
一度繋がれば速そう
NURO光は利用者が多いので都市の密集利用地域だと特に速度が夜間落ちるらしいが、郊外のUR賃貸団地なんぞ、わざわざ回線を変えてまで、速度を変えようとする人なんて一棟に一人いるかどうかだろうから、口コミ等をよんでも1Gbpsは間違いなさそうではある。
というわけで、手続きをします。洗濯機とクーラーを買い替えて以降、特に生活の質を上げる投資をしていなかったから、やる価値はあるだろう。