天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

抑うつ・書くこと・François-Xavier Roth

暗転三日目。意欲低下にともないIQが下がった状態になるので、知的なことが出来ない。昨日はせめて身辺を整理しようとノロノロと緩慢な動きながら部屋の掃除と整理をした。発生した仕事を処理する以外は席を立ちゴミをゴミ箱に、衣類をタンスに入れる等をジリジリ行った。牛歩作業でも終日やれば目に見えてスッキリした。

抑うつは午前中がキツく午後は多少楽になる。曲がりなりにも綺麗になった身辺をみて「今回の暗転は軽微になるかも」と期待した。

明けて本日。起床時の気分の悪さは酷くなった。加えて仕事が極端に少ない。こうなると先日の朗報が逆に心の負担になる。8時半の始業から、このブログを書き始めるまで何もしなかった。ただ座っていた。調子が悪いとネットザッピングさえ出来ない。

でも、こうしてブログを書いているじゃないか? こういう突っ込みが入りそうだ。考えながら文章を垂れ流すのはパソコン通信の時代からやっているので、調子が悪くてもできる。とはいえこうやって書けている事実からして「自分をどこかで甘やかしている」点は当然あるのだろう。

抑うつ時に聴ける音楽

無音は耐えられない。その空白に闇が忍び込んでくる。よくいわれるのは「静かで少し暗い音楽・短調系」といわれる。とはいえ短調系でもディオニュソス的な要素のあるモーツァルト等は逆効果だ。昏く静かで雄大な曲を低音量で聴くのが落ち着く。ブルックナーアダージョとか。

クラシックは蘊蓄を垂れるほどの知識はないけれども、2020年代で一番良質の演奏をする指揮者の一人といわれるフランスのロトという指揮者のアルバムをサブスクリプションで聴いている。
フランソワ=グザヴィエ・ロト - Wikipedia
新しい感覚を取り入れながらも旧き良き時代のエッセンシャルも感じさせる二重性がよい。最近のシンフォニーの録音は一昔前と違って、オフマイクというか雄大に聞こえるように若干音像が遠いのがトレンドのようだ。この時代にクラシックのディスクメディアを買うような富裕層は雄大な音を鳴らせる立派なオーディオを所持しているというのが、おそらくその理由だろう。

ロトのR・シュトラウスブルックナーはとてもよい。安らぐ。