ネット上の様々なカキコミ等をみると、世の中どうしようなく悪が瀰漫しているような気がしてしまう。しかし翻って冷静に日々の生活を省みてみると、悪意の存在なんて探しても見つからないぐらいで、善意や礼儀正しさに満ちあふれているといってよい。たまに遭遇する悪も純然たる悪というより、単なる弱さ故の自己防衛に過ぎなかったりする。
外部に悪があると感じ、世の中は悪意が充満していると考えている人たちは、たんなるコミュニケーション不足に過ぎないのではないか。勝手に対象の脳内をシミュレートした後に、見下すような思考回路ができあがってしまっている。
大きな社会悪と闘う必要は市民の義務だけれども、日常生活で闘っていると思っている悪に実体があるのかどうか、もう一度考えてみた方がよい。
偽善的なエントリかもしれないが本当にそう思っている。