ビジネスの行方

昨夜は寝られたので睡眠不足の穴は埋められた。しかし体調は芳しくないままだ。気力も萎えたままだ。2月に入って持ち直しつつあると考えていた受注が第三週に入って失速した。昨年同期比で受注数自体は時期的なものもあり、そこまで深刻ではないが、商品の価格を選択制にしたことによって、売上の絶対額が目減りしてしまった。

ブランド名から、仕切り直して「特急印刷」を売りにしたものの、弊社の顧客は誰も速度を理由には選んでいないのだ。どちらかといえば、トンボがなくても大丈夫、マイナーソフトから出力したPDFファイルでも、ちゃんと受け付けるというメリットで選ばれている。

USPという概念がある。昨年知った概念だが、現在ネットで商売をするには最も重視しなければならないポイントらしい。ユニークセールスポイントの略で、競合他社と差別化する唯一無比の特性がないと、顧客は選んでくれないし、検索エンジンも表示順位を下げる、そういうことらしい。

母体会社の設備を使わせてもらっている以上、特急印刷というのは真の意味でユニークではない。それを顧客はみんな知っている。掲げているUSPが妥協の産物であることは隠しようがない。だから、この点については仕切り直さないと、商売のパイが増えることはあり得ない。そもそもリニューアルしてサイトの利便性が高まったぐらいで売上が増えるほどネット商売は甘くないなんて、最初から分かっていたことだ。

にもかかわらず、USPに欺瞞があるのをわかりつつ、それを掲げて商売をしようとしたことは、恥じなければならない。事実、何も変わっていない。売値を下げた分だけ利益が目減りしている。

幸い3月にサイトに、もう一度サイトに手を入れる約束が委託会社との間にある。それを利用して欺瞞のないサイトにしないといけない。意欲はないし、年初に感じていた「あと10年はこの生業で食っていく」という気概が消えかかっている。それでもやらねばならない。