背中の疼痛。半分はメンタルからくる神経性疼痛というカテゴリだと思えるようになった。整形外科に行っても、「軽度の脊椎峡湾の影響はあるが、それよりも運動不足と食生活の改善ですよ」としかいわれない。
過去2年ぐらいは、トラマドールという個人輸入できるオピオイド系鎮痛剤で、やり過ごすことができた。というか効き過ぎて運動不足や食生活の改善を忘れるぐらいだった。
しかし、とうとう耐性が生じてきたのか服用しても痛みが完全には消えない。それで付け焼き刃的にストレッチを日々繰り返し、多少は効いた気もしたが、結局治癒しない。
持続的に続く鈍い痛みさえなければ、お気に入りの音楽をお気に入りのオーディオから流しながら、本を読んでいればそれで俺は幸せなんだ。別に強がっているわけではない、薬がよく効いていた頃は読書に没頭して恍惚感に揺蕩っていたことが日常だった。
薬が効かなくなってきたら、すべてが暗転してしまった。こうなると孤独とか愛が足りないとか、過去のあいつのお陰でこうなったとか考えてしまうのは、単なる思考の錯乱に過ぎないと悟れる。必要なのは過去の清算ではなく、よく効く鎮痛剤なのだ。
もう誰も話題にしないが、母国からオピオイド系鎮痛剤であるオキシコンチンを個人輸入して、トヨタに恥をかかせた米国人エリートも、「この痛みさえなければ・・」と考えていたに違いない。
しかたがないので、ペインクリニックのお世話になることにした。まだ手段があるっていいよね。保険が利くのかな・・
Regional Nerve Blocks in Anesthesia and Pain Therapy: Traditional and Ultrasound-Guided Techniques
- 作者: Danilo Jankovic,Philip Peng
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