僕は全く肉体そのものであって、
入れ物とは別に魂の存在を信じるかといえば信じない。
僕の思考は僕の体から生まれたものであって、精神が先行することはない。
快楽も苦痛も肉体から離れることはできない。
肉体が亡びれば全てが消える。必ず肉体は老化し最後には崩壊する。
その不可避性はむしろ僕を安心させる。
肉体が崩壊して全てが無になっても
電脳空間がある限り、書き殴ったテキストは浮遊するだろう。
今日も孤独にキーボードをたたく カタカタカタカタ
魂のこよみ (ちくま文庫) (2004/12/09) ルドルフ・シュタイナー 商品詳細を見る |