天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

Watching The Wheels

失敗を「たまたま不運だったから」で済ませては絶対にいけない理由(ブレネー・ブラウン) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

不愉快な物語であっても人は因果関係をスッキリさせて納得したいと欲望するようにできているという話。メンヘラー系のブログでは、抱えている闇が深ければ深いほど、過去の遺恨物語について壊れた機械のように繰り返し繰り返し語られ終わりがない。

物語はその都度更新されていく。途中で何らかの改竄が生じたとしても気づかない。こうして当人にとっては100%リアルな虚構が生まれる。
弱さ故の物語、ルサンチマンのストーリー。

ネガティブな過去物語だけではなく、ポジティブなサクセスストーリーだって今を貶めるのであれば害悪の方が大きい。美しい想い出が目の前の現実を唾棄すべき汚れた色に塗り替えていく。

私はいかなる物語の登場人物にもなりたくない。眼前の隣人と過去を懐かしむのは悪くない。しかし対峙する人がいない状態で、過去や未来や脳内の他者との間に登場する私は私ではない。違う何かだ。

そこから一歩離れて、グルグル回っている私を模した何かを傍観する。シニカルに眺めるのではなく、クルクル回るのを子どもが無邪気に喜ぶような気持ちで眺めるのだ。

もう一押し深く習得するのが難しい

サイトのリニューアル関連と、あともうひとつ違うシチュエーションに対応するために、仕事の道具として使ってきた、Illustrator・Photoshop・Excel・CSSとHTMLの知識をもう一押し深める必要に迫られている。

既に素地があるのだから、そこにスキルを付け加えるのは、ゼロから始めるのと比較したら、ずっと楽なはずだ。それはわかっているのだけれども、いざ知識の上積みに着手しようとしたとき、どこから手をつけていいか迷ってしまう。

例えばIllustratorは日々の仕事で使っている。お客さまから預かったデータを現場でストレス無く使えるように最適化する作業だ。それに関する操作についてはマニアックな使い方も心得ている。しかしデザインを手がけることはないので、超基本的なことを知らない。なんどかは覚えたけれども、使わないと覚えた端から忘れてしまう。ペンツールでペジェ曲線を描く方法などその典型だ。Photoshopもレイヤーマスクの扱い等について、何度覚えてもすぐに忘れてしまう。ATM車なら年間何万キロも走っているのに、MT車に乗り換えると一ミリも動かせないみたいな歯がゆさがある。

「必要に迫られればできるようになる」というのはある意味真理だろう。日本人が先進国の中で極端に英語が下手なのも同じ理由かもしれない。OJTでその都度必要な知識を引っぱって対応すれば良いだけなのか。たぶんそれでよいのだろう。

それでも基礎知識の厚みを持つ人になりたいという願望は消えない。意欲を空回りさせて憔悴するよりも、脳にプリインストールされている向上心には、もっと有用な使い方があるはずだ。などと考えるこの頃/今ごろ。

向上心 (〔正〕)

向上心 (〔正〕)

オイルサーディンを安価につくる方法

オイルサーディンが好きだ。しかし缶で買うと結構高い。

ダイエーで特売されていたメザシ(30尾で200円ぐらい)をオリーブオイルに漬けたらオイルサーディンになるのではと思いついた。サーディン=鰯だから。 一晩ひたひたに漬けて柔らかくして、弱火で炎が立たないように加熱して酸味を加えて完成だ。

見た目はオイルサーディンとはかけ離れている。しかし、原価を考えたら驚くほど美味しい。相性の良いスパイスも探せばありそうだ。魚の旨味がオイルと絡まって、ご飯が進む。最近はオリーブオイルの価格もこなれているので、試す価値有りだ。

今思いついたけれども、オイルサーディン的なものが作れるのであれば、同じ鰯なのだからメザシを使ってアンチョビ的な何かも作れるかもしれない。今度試してみよう。

追記

油は浸透率が低いので、酢漬けで柔らかくしてから、油を加えた方が効率的でした。スパイスは一味唐辛子がとてもよく合いました。バジルもよさそうです。

不遇の名曲 スミレ


http://www.nicovideo.jp/watch/sm2587126

大塚利恵、乾坤一擲の名曲。しかし作った当人に唄いこなせない曲だった。この音域をこなせる歌い手に楽曲を提供して、ちゃんとアレンジを施せば歴史に残ったはずだと今でも思っている。インディーズアルバムに収録されているが、バックをつとめた三流ジャズバンドが曲をぶち壊している。このライブバージョンの方がいくらかはマシだ。久しぶりに聴いたけれども、特に作詞は天才としかいいようがない。2002年作

天空団地

団地住まいというと、旧くて密室感があって空気が濁っているような印象を持つ人が多いだろう。

僕の住まいは標高250mぐらいの高台の丘に建っている。最上階だから風の通り道になる。5階だから害虫もほとんどやってこない。建物はしっかりと作ってあり、隣家の生活音はまず聞こえない。この標高だと下界よりは2度ほど温度が低い。

とにかく解放感があるので引越をしようというモチベーションが湧き上がってこない。市街地の空気の淀んだ場所に住むぐらいなら、家賃も安く空に近い現状の方がよほどよい。

これだけ利点があるので仮住まいのつもりが8年目に突入している。ビジネスがよい方向に転がって、思い切って東京に行こうなんて、都合の良い展開にでもならない限り、ここにダラダラと住み続けることになりそうだ。まぁいいか

今日の窓外

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