サイトのリニューアル関連と、あともうひとつ違うシチュエーションに対応するために、仕事の道具として使ってきた、Illustrator・Photoshop・Excel・CSSとHTMLの知識をもう一押し深める必要に迫られている。
既に素地があるのだから、そこにスキルを付け加えるのは、ゼロから始めるのと比較したら、ずっと楽なはずだ。それはわかっているのだけれども、いざ知識の上積みに着手しようとしたとき、どこから手をつけていいか迷ってしまう。
例えばIllustratorは日々の仕事で使っている。お客さまから預かったデータを現場でストレス無く使えるように最適化する作業だ。それに関する操作についてはマニアックな使い方も心得ている。しかしデザインを手がけることはないので、超基本的なことを知らない。なんどかは覚えたけれども、使わないと覚えた端から忘れてしまう。ペンツールでペジェ曲線を描く方法などその典型だ。Photoshopもレイヤーマスクの扱い等について、何度覚えてもすぐに忘れてしまう。ATM車なら年間何万キロも走っているのに、MT車に乗り換えると一ミリも動かせないみたいな歯がゆさがある。
「必要に迫られればできるようになる」というのはある意味真理だろう。日本人が先進国の中で極端に英語が下手なのも同じ理由かもしれない。OJTでその都度必要な知識を引っぱって対応すれば良いだけなのか。たぶんそれでよいのだろう。
それでも基礎知識の厚みを持つ人になりたいという願望は消えない。意欲を空回りさせて憔悴するよりも、脳にプリインストールされている向上心には、もっと有用な使い方があるはずだ。などと考えるこの頃/今ごろ。
- 作者: サミュエル・スマイルズ,竹内均
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