過日、mixi日記に愚痴丸出しの書き殴りを記したところ
敬愛する皆様に励ましていただいて恐縮している昨日今日であります。
己の無能についての愚痴でした。
如何に私は無能か? というのは切実な問題です。
その無能の所以が脳のスペックに由来するのか
それ以上に他の要因が足を引っ張っているのか見極めがつかないところに
人生の辛さがあります。
大抵の人間は「自分の潜在能力」を高めに見積もっていて
加齢するにつれてその見積が間違っているということを認めざるを得ない
というのが一般的な人間の傾向でしょう。
そしてその傾向は男性により強いように感じます。
「潜在能力」なんぞ仮に潜在していても表出しなければ1円の価値もないわけで、
そんな自明なことから目を背けているから
いろんな劣等感やルサンチマン及び愚痴が心を蝕むのです。
潜在潜在を表出させるためには(引っ張り出すには)「努力」しかないわけですが
「努力」じたいできるかどうかは、これまた個人の資質に帰するわけで
さらに「努力」したところで潜在能力が開花するかはやってみないとわからない。
やってみなければわかないのに、やる能力も欠けている人間が
己の潜在能力を担保に馬齢を重ねるのは、
すなわち是、負け犬であり弱者に他ならんわけです。
遺憾ながら馬齢を重ねてしまった私が申し上げるなら
「三十路過ぎて開花しない能力は潜在しない」と皆様にお伝えしたいわけです。
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