裏神戸

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戦前に巨大なスラムがあった地区を歩いた。この地区について研究していた教授の講義を受けたことがあり歴史的背景もしっている。*1

その巨大さは日本最大どころではなく、当時世界最大といっても過言ではなかった。公衆衛生の不備でペストやコレラが蔓延し、大量の屍が戦争でもないのに山積みになったという。戦後貧民対策として堅牢な市営住宅がたくさん建てられたので、結果として阪神大震災で倒壊した建物が少なく放置された。復興が進んで新興住宅街みたいに小綺麗になった長田地区と比較すると、街全体に荒んだ雰囲気が染みついている。市営住宅には空き家が目立ち、住人は老人ばかりだ。神戸市は三ノ宮駅前の整備には意欲的だが、この地区はこれからも放置されるのだろう。

このスラムで慈善活動をして、後に日本最大の生活協同組合を立ち上げたキリスト教者の賀川豊彦は、神戸では知名度が高い偉人だ。下記の本はベストセラーになった。

復刻版 死線を越えて

復刻版 死線を越えて