天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

彼岸の音響

music.amazon.co.jp
サブスクリプションでクラシック音源の森を彷徨っていると、偶に吸い込まれそうな幽玄な作品に出会うことがある。これなんて情報が何も無いけれど、聞き入ってしまった。

追記

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン - Wikipedia

しらべたら随分と濃い情報を見つけてしまった。名前の残っている最古の女性作曲家で神秘主義者らしい。バロック以前の古楽のなかでは、グレゴリオ聖歌の次ぐ頻度で演奏されるらしい。なんか面白そうだ。評伝とか書籍があったら読んでみようかな。旧い人なのに現代音楽的な音のつながりが不気味。

昨日の明日は今日

人は常に今現在にしか存在できない。過去というものはなく、厳密には遡った現在である。

この時間意識を意識して持つようにしないと、簡単に過去に拘泥され、未来を心配する、現在を毀損するダメ人間に陥ってしまう。

過去を悔やみ、未来を心配し、今考えることといったら「何を食べるか」「暇をどう潰すか」だけ、そんな人間は嫌だと誰もが思っているのに、実際はそんな人間になってしまっている。

とりあえず後ろを見ない習慣はついたけれど、まだまだ理想にはほど遠い。やはりボンヤリとした未来に対する不安をやり過ごすことと、目の前にある時間を有意義に過ごせない苛立ちで日々が過ぎていく。

淡々かつ丁寧に処理すべき仕事が適度にあり、手が空くと滑らかに他者とのコミュニケーションのための何かを楽しく集中して創る。これが理想だ。そういう日もある。そういう日をより増やすにはどうしたらよいのか、今のところ答えは見つかっていない。

K701

あいかわらず過眠傾向。20時に寝てしまい深夜2時頃に一度覚醒して、小一時間ほどボンヤリして更に朝まで寝ている。

一日おきに冊子の注文がきたので気にならなかったが、受注総数は相当低調。時期的なこともあるのだろうが・・ 当月は潜伏して下地を作るということに(気持ち上は)している。

欲しかったヘッドホン。初代は欧州工場で作られていたが現在は中華製。昔は5万円以上したが現在はだいたい2万5千円前後で売られている。先日なぜかAmazonで1万4千円台で一瞬売られていた。すかさず注文。翌日には価格が戻っていたので運が良かった。しかも欧州ロットだった。新品のつもりが中古だったのか、どちらにしても新品同様なので問題ない。

開放型のオーバーヘッドホンは、手軽に聴ける手段としては一番高音質で音源を味わう方法だ。中音域の解像度がまるで違う。K701はとにかく素直な音質でHi-fiなのに優しいという二律背反を共存させている銘器だ。掛け心地も良いし、色もありがちな黒と違って落ち着くベージュだ。寝落ち用途のヘッドホンとして、これからずっとお世話になる予定。

活力低下中にテキストを絞り出す

メンタルヘルス低下に引きずられて体調も悪い。腹痛で目が覚めて夜明け前から3時間も、冷たい真冬のトイレで苦しんだ。少し悪寒もするが、手術を控えているのだから、決定的な体調悪化はなんとしても避けたい。

聞いている音楽の種類には周期がある。このところはクラシック音楽が多い。リヒターとか50年、60年前ぐらいのバロック音楽に癒やされている。バロックは時として古くさい録音に風情と郷愁を感じたりする。1940年代はさすがに音質が悪すぎるが1950年代後半から1960年代前半ぐらいの、各種音源は、なんともいいがたい高貴な雰囲気があって、聴いていて安心する。

仕事

全体的に受注は少ないけれども、受注単価が高い傾向がつづいているので、危機感はない。Google広告で設定した「中綴じ冊子販促」のキャンペーンが、一応成果を出しているようだ。細々とした努力は、気力の関係でしばらくは無理なので、ここは予算を増やして、代わりにオカネに働いてもらおう。

おにまい

話題の「ぼっち・ざ・ろっく!」も楽しめなかったので、既に1年に1本観るかどうかまで減っていたアニメ鑑賞。シャミ子で、そろそろ打ち止めかと思っていた。アニメを観るより活字の詰まった本を読んでいたい。

が、これはなぜかツボにはまって、ニコ動の低画質ながら楽しんでみている。

このタイプのアニメもここまで来たかという、謎の”高み”を感じさせる消費財としての萌えアニメなんだけれど、いろいろな意味において、このジャンルの集大成的な作品と記憶される後世に遺る作品になるかもしれない。女子になったまひろちゃんが、この手のアニメの構造的欠点を悉く無効化していく物語の構造がよく出来ている。理屈はともかく、要はストレスなく観られる傑作だということですええ。

前倒し鬱

例年メンタルヘルスが悪化するのは桜が咲いてからゴールデンウィークが終わる頃とパターン化していた。

今年は様子がおかしい。寝つきが悪いショートスリープが終わり、また過眠モードになった。連動して気鬱が酷く、空気中の酸素が半分ぐらいになっている感じがする。

真冬にメンタル落とすと弊害が春より大きい。持病の疼痛が酷くなる。年度末に向けての諸調整が捗らない。海でも眺めれば多少は改善するかと日曜に行ったのだけれど、あんまり効果はなかったようだ。

Song for the Asking


妻へのラブソングを装いながら、解散に関しての相方への哀惜、そして自分が唄うことの本質について、さらっと短く美しく歌い上げています。詩人としての矜持が感じられる一曲です。

ポールサイモンは日本で思われている以上に米国で愛されていて、その繊細なメロディと歌詞は多くの都市や近郊在住者のくすんだモノクローム的な心象風景を表現しているとされる。孤独でナイーブで小っちゃなユダヤ人少年というのは、米国の一つのステレオタイプなのかもしれない。文学ではサリンジャーとかね。