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ネットで稼ぐということ

雑感 仕事 web作成

はてなブログ界隈ではPV数とアフィリエイト収入を誇るエントリがよく多数のブックマークを集めている。最近、Googleのアルゴリズム変更で検索流入が大きく減ったとのニュースで大きな騒ぎになったことも記憶に新しい。

僕はアフィリエイト収入で喰っていこうなんて考えたこともないし、そもそも無理だと思っている。だから創意工夫して稼いでいる人を単純にスゴイと思っている。僕もブログに文章を綴るのは嫌いではないけれども、お金を得るために文章を量産するなんて逆立ちしても無理だ。

でも、ネットで稼いでいるという点では実は同じだ。得ている金額を比較するならば月間アクセスが100万レベルの人たちよりも多い。そう考えたら、少し自分が誇らしくなった。本業のサイトのアクセス数だってこのブログより少ないぐらいだけれども、それだけのお金を生み出せている。

僕の生業は最初は会社法人としてはじめて、直ぐに個人経営に切り替えた。しかし組織から個人になってもサイトの稼ぐ力は落ちなかった。さらに信用実績の積み重ねでむしろ過去よりも強靱になった。遅く参入した法人経営のサイトで弊社より稼げていないところは掃いて捨てるほどある。

もちろんそれは出資者の会社あっての話だ。人様の生産設備という信用の軒の下にいるから、低価格と高品質を顧客に提供できている。ありがたい限りだ。そして、そのポジションは誰もが得られるわけではないというの最大の強みだ。実際、ウチと直接競合するサイトは見あたらない。(それだけ細やかな商いということもあるけれども)

このポジションを得られたのは出資者の会社がまだ黎明期のときに偶然関わりを持てたことが大きい。巡り会いは本当に偶然だった。しかし、その偶然を引き寄せたのは自分の職歴が新卒のときから一貫して同じ業界だった故なので、完全な偶然とはいえない。ある種の偶然は必然なのだ。

加えての幸運は、「小手先のSEOテクニックが使えた時期に固定客の母数を増やせた」ことに尽きる。今では信じられないが、7年ぐらい前は、「複数のブログをクロスリンクさせて、一つのサイトを一つのキーワードでいいから検索上位にしてしまえば、芋づる的にリンク先の検索順位も連動して上昇する」というお手軽な時代だった。あと「h1タグとtitleタグの最初に同じキーワードを入れる」等の今となっては稚拙なSEOテクニックの効果が絶大だった。そんな幸運な時代にたくさんの顧客と知り合えた。そのお客様を母数として商っているからこそ、10年経っても食べていけている。

おもえばこれも「先行者利益」の一つなのだろう。別にそれを狙っていたわけではない。単に一つの業界にずっと留まっていたので、たまたま次のトレンドに嗅覚が効いただけに過ぎない。使い古されたマーケティング用語だが、やはりブルーオーシャン時期に算入すると、少しの努力に大きなレバレッジが利く。

我田引水的に結論を書くと、ネット界隈でもレッドオーシャン時点で参入して稼ぐのは至難だ。今から個人でアフィリエイトで稼げるブログを作ろうとするなど、その典型だろう。じゃぁ何をやればというと、わからない。わかったら誰も苦労しない、偶然ブルーオーシャンに脚を突っ込んでいたという幸運に巡り会えるかどうかというタイミングの問題だ。結局ネットで(特に個人で)喰っていくということは、そういうことなのだと私は思う。