わかりました あきらめましょう。

Everyone's a winner and nothing left to lose

既得権益という概念

朝日カルチャーセンターでのトークイベントに行ってきました。

内田樹先生のファンになってから既に8年経っていますが
大学を退職されてからは一般市民向けの公開講座が多くて嬉しいです。

今日は親友の平川克美さんとコラムニストの小田嶋隆さんとの三人でした。

平川克美氏の本はどれもピンとこなくてどうかなぁと思っていたのですが
実際に話される内容はとても興味深かったです。
尊敬できる叔父さん的な雰囲気でした。
内田先生が親友をとてもリスペクトしているのが伝わってきて不思議な雰囲気でした。

小田嶋隆さんはコラム同様、話術でも人を笑わせる術を知っている人で
今回はお笑いの寄席のように爆笑が何度もあって和やかなトークイベントでした。

内容は盛りだくさんでとても書き切れないけれど
平川氏の「既得権益」という概念に本当に実体があるのか?
という問題提起は目から鱗が落ちた。

社会問題は対立する対象をわざわざ創り出すことによって
無理矢理引き起こされているという考え方は、いわれてみればその通りだ。

橋下氏の手法で問題なのは「既得権益者」をある意味攻撃することで実体化させ
それを引きずり落とすことで人気を得ていることが否定できない点にあるという。

そして現代において引きずり落とすというのは「お金を引き剥がす」ことに過ぎず
社会全体の富を増やすことに汗をかくのではなく
ターゲットを見つけて糾弾して貧乏にしても社会が貧しくなるばかりだという意見は
その通りだと腑に落ちた。


移行期的乱世の思考移行期的乱世の思考
(2012/04/17)
平川 克美

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