天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

諸悪の半分は責任転嫁から生じる

自分と似た属性の人たちが綴るブログをRSSリーダーで定点観測している。日々自省と前向きな努力で幸せになっていく人達の生き様は参考になる。一方、どんどん病んでいって遠くに行ってしまった人もいる。

どんどん精神的に追い詰められていく人たちに一定の法則があることに気がついた。それは時を積み重ねれば積み重ねるほど、特定の誰かへの憎しみを募らせていくことだ。傾向としてその対象は圧倒的に肉親が多い、次に配偶者や別れた異性だ。

心が病んで誰かに責任を押しつけたくなる気持ちは理解出来る。しかし、「それは体の調子が悪いのであって、昔の親の態度とは関係ないでしょう」と突っ込みたくなることも多い。心にしても体にしても今の自分を作っているのは過去の誰かではなく、日々の自分の生活だという点に考えがまったく及んでいない。いや、及んでいるけれども、いざ文章に綴ろうとすると誰かへの嫌悪がメラメラと燃え上がるのかもしれない。

話が飛躍するかもしれないけれども、そういった人たちの残念さは、隣国の人たちの反日の理屈とよく似ている気がする。どこが似ているのかというと「もはや過去の事実がどうであったかよりも、『いま現在の過去によって傷つけられたという気持ち』が問題なのだ」という理屈だ、いや屁理屈だ。

二重カッコで記さなければならないような理屈をつかって、誰かを屈服させることは無理筋だ。しかし当事者にとっては、それが外部からみて二重構造になっていることに極めて気づきにくい。欺瞞というのは自覚しにくいものなのだ。

ルサンチマンに基づく他者への糾弾は、概ねこういう構造になっているので、糾弾された側にも憎悪の感情が湧いてしまう。どちらもネガティブな感情なので誰もが不愉快になる。こういう構造で生じる負の連鎖は個人レベルから国家レベルまで、人をあまねく傷つけている。安易に責任転嫁して自我を安定させようとする心の仕組みというのは、プログラムにおけるバグのようなものだ。常に意識してその弊害を被らないように自戒しなければならない。

阪神競馬場へ

三連休、どこにも行かないのもアレなので、阪神競馬場へ行ってきました。午前中のパドックなのに妙に人が多いと思ったら、藤田菜七子ジョッキーが阪神に来ていたのでした。人に酔ってメインレースの阪神大賞典をスルーして帰ってきました。ありがちのパターンです(^_^;

f:id:lexapro:20170320110800j:plain
G1に昇格した大阪杯を熱心にPRしていました。

ビートルズとチャック・ベリー

www.barks.jp

ロックレジェンドのチャック・ベリーが亡くなりました。エルビス・プレスリーを別格にして、ビートルズ、特にジョン・レノンにとっては最大のリスペクト対象であり憧れの対象でした。サウンドはもちろん作詞にも大きな影響を受けたと後年のインタビューで語っています。BBC音源も含めるとチャック・ベリーの曲の多くを彼らはカバーしていて、有名どころから、渋めのI Got To Find My Babyなんて曲も演っています。コレがまた名演で大好きな音源です。
I Got To Find My Baby

ビートルズとJohnny B. Goode

ビートルズとチャック・ベリーで謎があるとしたら「なぜ代表曲であるJohnny B. GoodeをBBCで一度しか演奏しなかったのか問題」があります。もっともJohnny B. Goodeがロックンロールの超定番になったのは70年代以降らしいので、一度しか演らなくても不自然とまではいえません。それでも、他の曲々の偏愛ぶりを考えると不自然さが残ります。

しかしその唯一の音源を聴けば理由は明確です。
Johnny B. Goode

ジョージ・ハリスンのギターがヘロヘロです。おなじチャックの曲でもRoll Over Beethovenは流麗に弾いているのにこの差は・・よくわかりません。

ジョンの十八番の曲たち

Too Much Monkey Business

この一番有名なテイク以外にも出来のよい別バージョンがたくさんあります。ちなみにこの曲のリードギターは何故かジョン・レノン自身が担当しています。リンゴの絡みつくドラムもカッコいい
Memphis Tennessee

BBCで一番繰り返し演奏したのがこの曲です。デッカのオーデションでも歌っています。よく歌詞を間違えるジョンがこの曲に関してはいつも完璧に歌っていましたので、よほど詞が彼の感性に合っていたのでしょう。

Sweet Little Sixteen

1962年12月のドイツ ハンブルグライブ音源です。ラフですが格好いいです(^^)

Live At The BBC

Live At The BBC

On Air-Live at the BBC Volume 2

On Air-Live at the BBC Volume 2

White Jazz

モダンジャズの白人奏者が好きだ。ジャズの本流は黒人なのは間違いない。しかしそのジャズのフォーマットで白人が奏でる音には清涼剤的な魅力がある。個人的にはビル・エヴァンス(Bill Evans) とジェリー・マリガン(Gerry Mulligan)がいい。滋味深いのでじっくりと聞けるし、BGMとしても聞き心地がよいという両面性がよい。

Waltz For Debby

Waltz For Debby

泣く子も黙るといわれる名盤 Waltz for Debbyは万人が聴いて心地よくなる奇跡の一枚だ。少しひねたジャズマニアである村上春樹さんでさえ、躊躇無くこの一枚は愛聴盤としてピックアップしている。

繊細なピアノと繊細なベースの絶妙な混ざり具合とそれを阻害しない慎ましいドラム。黒人の熱いジャズの両極に位置するサウンドが、ジャズばかり聴いている人達にはひどく新鮮に感じられたのだろう。この時期のビル・エヴァンスに影響されたピアノトリオサウンドを何故か日本人は異常に好きで、かって一世を風靡した「スイングジャーナル」という雑誌がピアノトリオのアルバムばかりを絶賛するので、多くのジャズファンの顰蹙を買ったぐらいだ。

朗報 腰の回復が軌道に乗る

先週までは「このままある程度悪いままで状態が固着して、ずっと腰を気にして生きていかなくてはならないのか・・・」そう考え暗澹たる気持ちだった。2週間で完治すると言われたのに一月半も引きずったら、こういう考えが生じても仕方がない。

それが旅行から返ってきた翌日ぐらいから露骨に回復を実感できるようになり、ずっと常時発動していた鈍痛も気にならなくなった。何がよかったのかよくわからない。旅行で腰に負荷をかけたことで回復力が強まったのか、ホテルの側の神社で願をかけたのが良かったのか(笑)

あとは横になった状態から普通に体を起こせるようになったら、完治といってよいだろう。4月からは通常の生活に戻れそうだ。勝手に転んで勝手に苦しんでいただけなんだけれども、あらためて健康の大切さと痛さの恐ろしさを再認識できた。転んだぐらいでひどい打撲をするような脆弱な肉体を鍛えたい。とりあえず日々のスクワットを再開した。

健康を祈願した神社(滋賀県大津市)
f:id:lexapro:20170315115039j:plain