ずっと隠居にあこがれていた。
できることなら、浮世離れした人間になりたかった。
世の中の決め事がよくわからず、どこに行っても、場違いな、居心地のわるいおもいをしてきた。
いま現在、隠居的な生活をしている。15年ぐらい前に妄想していたとおりの生き方をしている。「神戸の郊外で引きこもり、ネットで最低限の生活の糧を得る」という願望だ。身の丈にあった願望なら、割とかないやすい。
久しぶりに他者との本格的な軋轢を経験した。重ねたのは馬齢だけで、ストレス耐性が更に下がっていることを思いしらされた。
音楽を聴き、本を読んでボンヤリしていたい。少しは人の役には立ちたい。
あとは無理をせず、体をいたわり、老いの苦しみから、なるべく離れていたい。それだけ
- 作者: 荻原魚雷
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2015/11/21
- メディア: 単行本
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