天空団地_404

The words we give to others are often the ones we most need to hear ourselves.

桂文珍独演会に行った

上方の大物落語家で唯一観ることがなかった桂文珍師匠の独演会。ゲストが春風亭一之輔師匠ということで、これを見逃す理由はないとのことで、なんばグランド花月に足を運びました。吉本興業の本拠地みたいなところです。

先に一之輔師匠についてです。グランド花月は初めてとのことでした。というか 東京の噺家がココでやるのは相当に珍しいことのようで、なんと水曜日に甲子園観戦とセットであらかじめ下見に行ったというプロ魂です。R-20番に座っていたことをネタにされていました。マクラからサゲまで、いつもよりテンションのギアが一段上がったような濃密な一席でした。後ろの席のおばちゃんが「笑いすぎてお腹痛いわ」という言葉を発したのは、師匠のファンとして 自分のことのように嬉しかったです😊

で、文珍師匠の芸ですが、私は全体的には上方落語が肌に合わない感じがいつもあるのですが、さすが76歳の円熟。苦手な一本調子でまくし立てるような芸風ではなく、緩急をつけた穏やかな中にリズム感がある素晴らしい内容でした。老いが隠せない文枝師匠とは違って10歳ぐらいは若く見えました。

なんでも8月8日に独演会をやるようになって今回で43年目だということです。二階席の後方だったので表情が見えにくかったのですが、もっと近い席だと更に滋味深い芸を堪能できていたでしょう。一之輔師匠が場を暖めまくったあとの二席目は、やりにくいんじゃないかと思えば、一ミリも動じずに柔らかく自分の芸に観客を呼び戻す絶妙なマクラはまさに名人芸でした。

というわけで、上方落語での推しは 暫定で文珍師匠になりそうです❤️