天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

The Beasties / 2024年9月14日 / Live at the Johnny Angel in Tokyo 編集後記

youtu.be
撮影ミスに備えてサブカメラでも撮影しましたが、杞憂に終わりました。新しいカメラは録音品質が非常に優れているため、音声もそのまま使用。前回動画の仕上がりが良かったことから、フレームレートは24fpsに設定。カメラ背面に放熱用のヒートシンクを貼った効果もあり、3バンドそれぞれの演奏をノンストップで撮影しても問題なく、安心しました。

レンズを新調しておいて本当に良かったと思います。4K撮影では、f値が暗いと拡大時にノイズが目立ちますが、今回は拡大しても画質が劣化せず、明らかに改善が見られました。機材への投資はリターンが確実です。

編集ソフトは従来通りPremiere Proで

実はクラッシュ多発及び、あまりにも自己流でソフト操作を非効率に身につけてしまったので、DaVinci Resolveへ移行中です。思った以上に扱いやすいソフトなので、今回から早速と一度は試みましたが、やはり細かい調整は使い慣れたソフトの方が早いので、見切りをつけてPremiere Proに戻しました。幸い今回はクラッシュしなかったです。

ビースティーズについて

それぞれのメンバーの経験値が高く物怖じしないパフォーマンスが彼女たちの魅力の一つです。しかし、今回は少しだけ緊張したみたいで、それが伝わってきました。でもそれさえ魅力に変換してしまうマジックがあります。

前回の後記で気づいたビースティーズの魅力の源泉について、もう少し上手く言語化したいです。

ビートルズのトリビュートバンドは、その性質上「どれだけオリジナルに忠実であるか」が非常に重要です。観客は既に完璧なオリジナル曲を頭の中で再生しているので、どんなに優れたバンドでも、差異が生じてしまうのは避けられません。したがって、観客は「どれだけオリジナルとのギャップが少ないか」を音と見た目から判断し、そのバンドの良し悪しを決めることになります。

しかし、ガールズトリビュートの場合、観客側に「どれだけオリジナルに近づけているか?」という批評的な視線が、良くも悪くも最初からあまりありません。また、男性特有の上から目線も残念ながら存在します。そのため、最初からハードルが低い状態で、数あるトリビュートバンドの平均をはるかに上回る演奏力と歌唱力が、よりダイレクトに伝わります。彼女たちのパフォーマンスには、変なバイアスがかかっていない分、ビートルズの実像により肉薄しているように感じられるのです。その結果、最初の印象が強烈で、圧倒されたまま、ほとんどの観客が魅了され、アンコールまで一気に駆け抜けるといった状況になります。女性であることのデメリットをメリットに120%変換させた奇跡は、このような仕組みなのかもしれません。

まぁ理屈はともかくビースティーズは魅力的だということです😀