と、誰かが言っていた。おそらく正しい。
それが長期にわたるのであれば、原理的に解決不可な事案であるか、決定的にやり方や考え方が間違っているのどちらかだ。
この見極めがつかないのが馬鹿だと、馬鹿な俺は今更思う。
こういう場合は悩み自体を「いちど棚の上において忘れる」のが戦略的には正しい。馬齢を重ねて解決できていないなら、問題そのものをエポケーするのが賢い。
独身孤住者男性の平均年齢を考えると、私の人生の三分の二は既に終わっている。やれることをやる以上の期待を自分にしてはならない。それはニヒリズムではなくポジティブな処世術、そう思いたい。