天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

競馬という娯楽


昨日はダービーだった。金欠につき賭け金は千円だけ、当然高配当狙いなのでハズレ。それにしても福永騎手は格好いい。彼はものすごく深く競馬を考える人で、30代の頃までは、考えすぎが時として空回りしていたのだけれど、近年は思考と結果がダイレクトに結びつくようになり、4年で3回もダービーを勝つような名人になった。衰えが激しい武豊騎手に替わって日本を代表する騎手になった感がある。

それにしても競馬という娯楽があってよかったな。競馬を通して世間と繋がっている感覚が強い。多くの人が興味をもつことに参加するというのは、社会性が欠如した自分のパーソナリティの欠陥を大分埋めてくれる。

競馬という娯楽がよいのは、走るのが言語を介さないお馬さんなので、関係者やファンがいくら偉そうに嘯いても、結果には謙虚にならざるを得ないところだ。競馬を嗜む人は破滅的なギャンブラータイプを除くと、現実に謙虚であることの大切さを身銭を切って知っている、いくら時間をかけて膨大なデータを駆使して予想をしても、時として初心者のビギナーズラックに負けてしまう。正に人生の縮図だ。それでも「競馬は楽しい」と思える。外れても予想に費やした時間を愛おしく感じてしまう。結果より過程こそが楽しいというポジティヴな感覚を養ってくれる。

理屈はともかく競馬は楽しい(^^)