妙な話だが「ほどよく疎外された存在でいたい」という不可解な欲望がずっとある。私の場合、孤独を忌避する欲動よりも大きい。蔑まされたり怒りをぶつけられるのは当然嫌だが、それと同じぐらい強く、ほどよく忘れられた存在でありたい。
今現在、世相が世界的に落ち着かない。パンデミックと恐慌恐怖の合わせ技で普段社会の動向から距離を置いて生きている人にまで影響を及ぼしている。外の世界の落ち着きのなさと、自己の不安定さが共振している。気持ち悪い。いくら内面が揺らいでも世界がしっかりしていたら、何となくどこかに心安らぐ場所があるという安心感がある。昨今はそれがない。それどころかいつもの己の内面以上に、外の世界が動揺しているようにさえ感じる。
うまくいえないけれど、とにかく気持ち悪い(-_-;